2021年11月9日火曜日

SlayerExciterⅣを作り、前作Ⅲと比べてみる

SlayerExciterに使用するトランジスタがNPN型とPNP型で違いがあるのか、あればどのように違うのかを前々から調べたいと思っていた。

それで、少し時間のあったので前作SlayerExciterⅢ(PNPトランジスタ TTA004B)とほぼ同じ形でNPN型トランジスタを使用した基板を作った。


トランジスタは、TTC004Bを使った。これは前作SlayerExciterⅢのTTA004Bとコンプリメンタリの石だ。今回のような比較するためには、コンプリメンタリを使うのがベスト。

回路図にはポリスイッチが入っているが、実際には使わなかった。直流安定化電源PAS40-9で動かすので保護は必要ないから。


この画像の左側が前作のⅢで、右側が今回作ったⅣだ。

この二つの違いは、電源スイッチの大きさと電解コンデンサの耐圧が異なるぐらい。あとはレイアウトもほとんど同じに作った。

実際に共振周波数が1.65MHzのコイルで動かしてみた。電源電圧12Vで電流は0.46Aだった。消費電流が随分と少ない。

二次コイルの先端に生じる火花はほとんど見えないぐらいに小さい。あきらかに、前作Ⅲの方がアークが出ていた。マイナスドライバーなどを近づけたときに生じるアークの伸びが前作の方が良かった。


結論としては、簡単な比較ではあったが、NPN型トランジスタよりもPNP型トランジスタを使った負電源で動かす方がパワーがあるように感じた。フリーエネルギー研究の中で言われているグランドから電流を得ることができるということの可能性が何となく感じられた。

もちろん、実験の数も少なすぎるし厳密さも不十分。トランジスタのばらつきなど何ら考慮していない。
だから今後も折をみて、このような正電源と負電源の比較をやっていきたいと思う。


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