2011年3月21日月曜日

donation

先日、フィリピン人発明家の Ismael Aviso 氏にほんのわずかながら donetion を送らせていただいた。

東日本震災で、たくさんの方が苦しみや悲しみ、困難に見舞われているのは分かっているし、そちらの支援はできるだけのことはしたいと思っている。

当面のやらなければならないことがたくさんあるのは事実だが、もっと大きな視点で周りを見渡すと、アラブ諸国の民主化運動による石油危機や、日本で起きた原発事故などの影響が心配。今後、確実にエネルギー不足になるだろうし、すでに自分も含めて関東では計画停電による大きなダメージを受けている。

それらを考えると、COP100%を超える新しいエネルギー源は、なくてはならないものになる。
しかし、まだ、この黎明の時期にまともに資本を投じて開発しようなどと考える人がどれほどいるか。おそらく既存の太陽光、風力、波力、地熱といったものにしか目が行かないように思う。

だから、偉大な発明家に対して、協力できることをすべきだという結論。

もちろん、自分自身も研究を続けて行きたいと思っている。

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カルマの法則というものがある。善因善果、悪因悪果と仏教で言われるものと同義である。
私は、このカルマの法則は、宇宙の絶対的な真理だと確信しているわけだが、実は、今回の donation には、このカルマの法則を検討した結果、行った行為でもある。

同じ研究を行っている人がいて、その人が自分よりも先に成果をあげたとする。そのとき、どのような心の働きが生じるだろうか?

おそらく、嫉妬、妬みが生じ、相手の欠点を見つけて指摘し、さも自分が優れていると吹聴するかもしれない。あるいは、相手の発明家の業績を心から称賛するかもしれない。そして、一般的には、前者が多いように思う。私は、この前者の心の働きは心のけがれとしてみる。

前者、相手に対して嫉妬や妬みを生じさせるということは、相手の成功を阻害しようという心の働きがある。そして、相手を否定する心の働きは、相手の持っている良い要素すら否定してしまう。よって、そのカルマは、自分が成功したとき、あるいは成功しようとしたときに、他人から非難や罵倒を浴びて成功できない状況に陥る。あるいは何かを成し遂げようと思っても達成できない。これがカルマの法則なのだ。

逆に、後者、称賛する場合はどうなるか。相手の成功を称賛するものは、相手の持っている良い要素を自分の中に取り入れることができ、自分自身が持っていない要素を持つことができる。また、自分自身が何かの成功をなしたとき、周りから称賛されるという結果になる。

ということは、相手の成功を心から称賛し、donation を行ったということは、私自身が相手の良い要素を受け入れ、自分のものにし、もしも、成功することがあれば、称賛をうけたり、協力者があらわれたりするという原因を積極的に作っている、ということがいえる。

一度にたくさんのdonetionはできないけれど、しばらく続けたいと思う。