2012年8月28日火曜日

CNCで描ける基板上の配線太さは

基板上の配線の太さは、どれぐらいまで細くできるかを試してみた。

0.2ミリピッチで試してみたら、50%以上が配線にならなかった。

 ご覧のように、配線が切れ切れ。

上のシルバーは1mm刻みの金尺。

カットした溝は、幅が大体0.3ミリぐらいある。

左下側の斜め線は、ひどいものだ。
刃物(Vカッター)の先をのせてみたところ。
このVカッターは、0.23ミリのものだが、
切削深さ0.1ミリなので、カット溝は0.3ミリぐらいになってしまう。

SOPパッケージのPICが乗るランド部分は、幅が0.5ミリで削りだされている。 ここはこれぐらいでいいかも。






斜め線がグニャグニャしているのは、CNCのネジ精度が悪いせいかも。

結論として、配線の太さは、0.3ミリ以上にしないと無理なようである。

2012年8月27日月曜日

CNCのスピンドルをMach3から制御する(2)

  1年以上ずっと放置したままだった課題に取り掛かった。

 Mach3からスピンドルの回転数を制御できることは、すでに調べてあったのだが、実際にどのような設定にすべきなのか、どのような信号が出てくるのかは、やってみないと分からない。

 Mach3の信号をオシロスコープで確認しつつ、希望する形の信号が出力されるように設定をいじってみた。その結果、以下のような設定となった。

Config画面のMotor Outputsタブ
同じくConfig画面のOutput Signalsタブ








以上のような設定にすると、Output#1(制御ボードの14番ピン)から、スピンドルのON/OFF信号がH/Lで出力されて、スピンドルON期間中にOutput#2(制御ボードの1番ピン)から、回転数に応じたDUTY比をもつパルスが出力されるようになる。
このパルスは、Hの期間が小さいと低速回転、Hの期間が大きいと高速回転になる。Duty比の初期値はConfig画面のSpindle Setupタブで設定した最小値10%が出てくる。これと、回転センサーの入力から得られるスピンドルの回転速度RPMとの間で速度自動調節が行われる。

この設定変更とあわせてPICのバグつぶしも行った。バグは、Mach3からのスピンドル制御が働かなかった部分とか。

これでひとつ課題が消化された。

2012年8月18日土曜日

スーパーツィーター BATPUREを買った





ハイレゾ音源をコンピューターで再生できても、出口にあたるスピーカーの再生できる上限周波数が20kHzでは、ハイレゾの効果が弱いのではないかと思い始めた。

それで、20kHz以上の音を再生できる手ごろなスーパーツィーターはないものかと探したところ、TAKETBATPUREというものを発見した。

スーパーツィーターは、ふつう数万円以上するものなので、無理かなと思っていた。ところが、このBATPUREは定価が5,800円。超低価格のスーパーツィーター、利用者の反応もなかなか好評のようなので試しに買ってみた。

エージングも必要らしいので、取り付けてから少し時間をおいて評価してみたいと思う。

フリーエネルギーの根本的な考え方

テネモスさんのフリーエネルギーっていう概念は、宇宙全体を包み込んでいるもの。空(仏教)という言葉が使われているようだけど、エーテルとかプラーナ(ヨガ)とか気(タオ)とか、そういったものと同義だと思う。

私も以前から、フリーエネルギーは、空でありプラーナだと感じていた。

そして、考え方というか、捕らえ方として、空気のように感じること、だと思う。
一般人には半信半疑だし、理解できない部分だから実感も当然生じてこない、と思う。学校教育の弊害だな、きっと。

そんな人でも、観念を取り払っていくと、感じられる。新しい考え方としてきちんと取り入れれば普通に感じられる。以前の自分がそうだったから。


昔、合気術というのを習っていたのだが、その根本にある理念がフリーエネルギーと似ていると思った。特にテネモスの飯島先生の本を読んでそう感じた。

たとえば、フリーエネルギーのモーターがある。その解説で飯島先生は「モーターにも呼吸が必要なんだ」とおっしゃっている。
「呼吸」って聞くと、頭の中で「えっー?」という言葉が出て、とたんにチンプンカンプンになってしまう。人間が空気を肺に入れたり出したりする動作を連想してしまって、とてもモーターという金属の塊とは結びつかない。

でも、実際にBediniモーターなんかの実験をやっていて、ああ、そういうことかと気づかされた。

モーターを回すときには電源をつなぐのだけど、電源から供給される電気が、いわゆる呼吸の際の空気にたとえているんだなと。

それから、現代の人はモーターを勢いよく、強く、早く、回すことに集中しているから、とにかく電気をどんどん供給してやればいいと考えている。

でも、この考え方が現代科学の落とし穴なんだと気づいた。

Bediniモーターにはスイートスポットといって、効率が最も良くなる点があるらしい。この点に持っていかないと超効率は達成できない。このスイートスポットを探し出すことが困難だからフリーエネルギーが嘘とか言われるのかもしれないと思う。

それもそのはず。電気をずっと供給することばかりに気を取られていると、絶対見つからない。
では、どうすればいいのか。そのヒントが呼吸だと思う。

どういうことかというと、電気を供給したら、いったんそれを止めて、逆に出てきたものを引っ張り出す。そして、また電気を供給する。
この入れると出すを交互に行う必要があるのだ。このことを「呼吸」という言葉で表現している訳だ。

そして、この呼吸の入れる・出すの繰り返し方が、宇宙を包み込んでいるエネルギーと同調したときに共鳴作用を起こして大きなエネルギーとなるわけ。

もうひとつ、ポイントがあって、呼吸の入れ方が大切で、出来るだけ力強く一気に入れたほうがいい。だから、フリーエネルギーはパルスとか使う例が多い。
振り子も同じで、一気に力を入れて押すと、大きく揺れる。ゆれている錘の運動している方向に力を加えるとさらに大きく振れる。大きく振れても、また重力の作用で反対側に持っていかれる。これの繰り返しが続くのが振り子。
フリーエネルギーも同じで、一定の圧力というか、均一性というか、そういう方向性に持っていこうとする働きがある。空気だって、高圧を維持するボンベなどの器がなければ、ある特定の一点に高気圧をつくるなんてことはできなくて、瞬間的に高圧になっても、一瞬にして回りと同化してしまう。これと空も同じ。
だから、コイルに電圧の大きなパルス波を加えると、それを元に戻そうとする力が働いてくる。これば逆起電力といわれる良く知られた現象。でも小さな弱いパルスでは戻そうとする力が弱いのだ。



これらの点が、日本の武道でよく使われる「柔よく剛を制す」という言葉とぴったり一致する。だから合気術と根本が同じと述べたのだ。

合気術では、相手が押してきたら、相手の動きにあわせて自分の身を引く。相手が引いたなら、相手に合わせて引かれた方向に動く。力の方向に逆らわない。これが基本。
そして、逆らわずに、その動き・力を利用して急所であるポイントを支点にして最後に自分の思った方向に相手を動かす。ほんの少しの力でも、大きな相手を倒したり押さえつけたりできる。

この考え方がベースにないと、フリーエネルギーは使えないのかなと思った。


ポイントは、
  1. 相手の気と融合させる。=>宇宙エネルギーが空間すべてを覆っていると感じる。
  2. 押す・引くの繰り返しに無駄な力を使わない。無理に止めたり動かしたりしない。=>同調させる、共振させる。
  3. 急所を支点にする。=>スイートスポット・タイミングを外さない。
  4. 一点集中。=>一気に大きな力を加え、大きなひずみ・ストレスを生じさせる。
  5. 緊張と弛緩。=>ON・OFFを交互に繰り返す。

プロレスやボクシングなどのように、力で相手を負かすやり方が、一般的につかわれている電気の使い方なんですね。

合気は、無駄な力は使わず、急所を外さず、相手の力を利用して相手を思い通りに動かすのです。これがフリーエネルギー的な電気の使い方(取り出し方)じゃないかな。


すごく良いペットボトル空気清浄機





ペットボトル空気清浄機
を作った。部屋の中にあった嫌な臭いが一晩で消えた。エアーポンプの音がうるさいけど。

でも、よくこんな簡単なものでこれほどの効果があるとは・・・
思っても見なかった効果に驚きを隠せない。

それと同時に、他の応用製品がたくさんあるらしいのだが、それらも興味がでてきた。


ぜんぶ実験で確かめた 宇宙にたった一つの神様の仕組み」という本を買って読んでみた。


体験会」なるものが8月22日にあるそうなのでさっそく申し込んでみた。




2012年8月17日金曜日

Bedini Fan を検証してみた

Bedini Fan を作って、どういうものなのかを確認してみた。

このBedini Fanは、手持ちのPC用ケースファン(DC
ブラシレスファンモーター INNOVATIVE INDUSTORIAL CO.,LTD. MODEL BP802512M DC12V、0.16A)を改造したものだ。
これだと、面倒なコイルを巻く必要もなく、簡単にフリーエネルギーの実験ができるから。


 改造方法は、ImhotepさんのYouTube動画を参考にした。
ファンを分解して、ホールセンサーやトランジスタが乗っている内部基板を取り外し、モーターコイルのリード線4本を外に引き出す、ということを行った。


回路はご覧のように簡単なので、ブレッドボード上に組んでみた。
ちなみに、この回路図には、チャージ用バッテリーがついているが、当実験には必要ないので外した。

10kΩ(Aカーブ)ボリュームがついていて、ファンの回転数をコントロールすることができるようになっている。回路の調整部分は、このボリュームが唯一のものとなる。
また、ネオンランプがついていて、バッテリーチャージしない場合は、このランプが点灯する。ボリューム調整の際にはこのランプが役にたつ。

ファンは自分で起動できないので、はじめは手で回す必要がある。

なお、電流計測には、トロイダルコイル(FT82#61)で作った自作の高周波用電流センサー(カレントトランス)を使用している。そのため、パルス状の電流は正確に検出できるが、低周波領域の電流は誤差が多くなっているものと思われる。ちなみに変換比率は1:1、つまり1Aのときに1Vが出力される。

まず、ファンを起動させてから、ボリュームを0Ωの位置にする。

左画像のように、ランプは消えた状態。
ファンは回転しているが、回転数は低い。








このときのバッテリープラス側の電圧と電流の波形をオシロスコープに表示して確認してみた。



画像の上が電圧で、50V/DIVとなっている。
ちょっと見えずらいが、12VのONとOFFが見て取れる。

波形電圧が12Vの時は、トランジスタがOFFになっていて、電圧が0Vになっている時は、トランジスタがONになっている点に注意が必要。

Tr-OFFになった瞬間上に10V程のとんがりがある。


下の帰線が電流で、100mA/DIV。
ほとんど電流は流れていないが、トランジスタのONとOFFの位置で鋭いヒゲが出ているのが見える。Tr-OFF時にプラスサイドへ200mA、Tr-ON時にマイナスサイドへ120mA。

 波形は22msec周期で変化しているので、回転数は2700RPMぐらい。

 次は、ファンの回転数が最大付近で測定。

ボリュームは、2kΩのあたり 。
このときも右画像のようにランプは消えている。
 電圧波形に、何本かの120~150V程度のパルスがでている。Tr-OFFになるときに本数が多く、Tr-ON時は1本だけだが、電圧は多少高くなっている。
 見えにくいが、下段の電流波形も120mA程度のパルスがON・OFF時に発生している。

波形が14ms周期で変化しているので、回転数は 4300RPM前後と思われる。




 次は、ランプが一番明るく点灯している状態のところ。

ボリュームは5KΩ付近。

Tr-OFF時は、パルスがでてないが、Tr-ON期間中はずっとパルスが出ているように見える。しかもTr-OFFよりもTr-ON期間の方が長く見える。
これは、パルスの影響なのかトランジスタがOFFしずらくなっているのかもしれない。

電圧だけではなく、電流も同様にパルスが出ている。



 それから、このたくさん出ているパルスが100Vを超えているので、ネオンランプを点灯させているのかもしれない。
ひとつ前のケース、最高速度で回転している際にはランプは点灯しなかったのだが、パルスの数が少ないためだろうか。パルス自体は100Vを超えていても、ランプを点灯させるだけの十分なエネルギーとはならなかったのかもしれない。

このときの回転数は、およそ2600RPM。


 次、さらに7KΩあたりまでボリュームをまわしてみる。
ランプはかすかに点灯している。ファンの回転数はかなり低くなって、今にもとまりそう。

波形の周期は大きくなっているので、回転数が低下しているのが見て取れる。
また、トランジスタON期間のパルスは相変わらずたくさんでているが、電圧は若干落ちた感じ。それゆえにランプもかすかに点灯という状態なのかと思われる。
回転数はおよそ1760RPM。












 今度は、ほんの少しボリュームを回した。するとファンの回転は止まった。

しかし、なんと驚いたことに、ネオンランプが明るく点灯している。どうやら、ファンのコイルとトランジスタとで発振してしまったようだ。 耳障りなノイズが聞こえる。

発生しているパルスの電圧は100V程度ある。
電流パルスは60mA程度。

左の画像は、時間軸を200us/DIVに変更してパルスの一本一本を見やすくしてみたところ。

133us周期でパルスがでている
周波数にすると7.5kHz程度。









 つづけて、ボリュームを10kΩいっぱいまでまわした。
ランプはかすかに点灯している状態となった。

ノイズ音が高くなった。

120us周期になったので、
周波数は8.3kHz程度と思われる。

発生しているパルスの電圧、電流ともに先ほどよりも低下している。電圧は100Vを切っている。
電流は50mA程度。
















今度は、この発信している状態のまま、ボリュームの抵抗値を下げて行った。すると、5KΩあたりで発信がとまり、ランプも消えた。

この位置でファンを手がけすると、ファンは回転しだした。


以上のような結果から、ボリュームにはファンをまわせる領域があり、回転数の条件によって、ランプの明るさが変化することがわかった。


さらに、上記の実験とは別に、バッテリーのチャージ実験も行った。
このとき、ファンが回っていても、ランプが点灯していない状態だとほとんどチャージができないということがわかった。
逆に、ファンが回転しており、ランプが明るく点灯しているポイントだとチャージできた。
それと、このBedini Fanの大きな問題をひとつ見つけてしまった。それは、チャージは出来てもファン回転に要する電力消費の方が大きくて、オーバーユニティにならなかった。つまり、「入力<出力」の関係は成立できなかった。
単純に無改造のケースファンをブンブン回転させる場合と比較すれば、相当に高効率なファンになるとは思う。でも、オーバーユニティにならないと意味がない。

詳細なデータを取り直す必要があるとは思うが、ケースファンに使われているコイルの大きさだとかバッテリーの種類や充電状態といったような、何かしらの原因や条件があるような気がする。

これについては、もう少し時間をかけて確認してみたい。