2021年1月29日金曜日

ヘリカルコイル(その2)

 

ようやくコイルが完成した。

特殊な形状なので時間がかかってしまった。

寸法とコアパーツの詳細は下図の通り。

この図面からワイヤーの必要な長さを求めるために、Excelシートで角度を10度ごと、36分割して計算した。

ワイヤーは、Φ0.6㎜(AWG23)を24芯の束にしたものを1層目が外側から内側に向けて巻き、2層目は内側から外側に巻いていく。各所で1層目と2層目がクロスするような感じになる。

1層目の1本分のワイヤー長がExcel計算で3795mm

これに束ねる際のねじり分4%程度増やし、端末処理分200㎜を加えて4200mmとする。

同様に2層目のExcel値が4014㎜で、もろもろ加えて4500mmとする。


一度に24本を束ねるのが大変そうだったので、6本束ねたものを4本作り、その6芯にしたワイヤー4本をまとめて24芯ワイヤーとした。

そのために、6本をねじっていくためのツールも作った。

小さい円筒状ホルダーを作り、そこに4.2mのワイヤーを巻き付けて、それを計6個用意する。

6個を回転する台の上に取り付けて、台を回しながらワイヤーを引っ張り出して6芯を作っていく。

同じ要領で6芯を4本つくる。最後に6芯4本をねじりながら24芯に仕上げる。

1層目、2層目の各24芯ワイヤーが出来たらコアに巻き付けていく。


解けやすいので、要所要所でインシュロックする。ウニのようにとげとげしいものが出来上がった。

そして、1層目の24本を2組に分けて、12本のワイヤーを1本ずつハンダでつなぎ、熱収縮チューブで保護していく。

同様に2層目も12本×2セットにする。

最後にワイヤーの端を8P ターミナルにつないで完成。(1枚目の画像)


このあとの実験でコイルの特徴を探っていきたい。


このコイルに期待していることが三つある。

ひとつは交流信号を与えると回転磁界が得られるのではないかということ。もうひとつはテスラ波(縦波)が生じるのではないかということ。そして三つ目は定在波による増幅作用。


Youtubeなどで中心に球状マグネットを置くとそのマグネットが高速回転する様子がアップされているのを見ることができる。これはコイルの周囲に回転磁界が作られているのだと見ている。コイル単独でもモーターの巻き線と同じような効果が得られるのはとてもシンプルだと思う。浮揚装置(スカウトシップ、UFO)のパワーコイルに使うなら、これほど好都合なものはないと思う。モーターなどで磁石を回転させる必要は無いのだから。


奇妙なコイル にあるようなカデューシャスコイルなどは、ワイヤーがクロスしている点が特徴。このワイヤーがクロスすることにより、お互いのワイヤーがつくる磁界同士がぶつかり合い、そこでテスラ波(ゼロ磁場や気とも呼ばれる)が生じる。これは磁界よりも一段階上の高次エネルギーに引き上げられているものと考えている。(火元素から風元素への引き上げ)。そしてこの高次エネルギーの働きが高効率などの良い影響をもたらしてくれるはず。

コイルがトロイダル状になっているので、ワイヤー上に生じた定在波と定在波の重なりあいが生じやすい。これはテスラコイルと似たような共振作用が生じやすい形だと考えている。

さて、単なる妄想に終わるかどうか。

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