2019年8月25日日曜日

VirtualBoxでpetalinuxツールとビルド

前回の続き。今回は「ZYBO(Zynq)初心者ガイド」の8回目になる。

まずは、Windows10ホストにVirtualBoxをインストール。それから、VirtualBox上にubuntuを構築する。

VirtualBoxは今回初めて使ったので、ちょっと手間取ってしまった。
作業の前にきちんとXilinxの資料を読めばよかった。メモリーやディスクの推奨サイズが書いてあったのに見落としていたため、ツールのインストールができなかったとか。

必要なLinux環境は、メモリー4GB以上、ストレージ100GB以上なので、作成するVirtualMachineはそのように設定する。VirtualMachine上でLinuxをインストールする際にはサイズを圧迫しないようにGUIなしコンソールのインストーラーを実行した。

次に、Windows10ホストとVirtualMachine間でファイルのやり取りができるようにしなければならない。方法は2つあり、ひとつはSCPによるファイル転送、そしてVirtualBoxのShared foldersを利用する方法。
はじめは、Shared foldersを試してみたのだが、共有するためにVBoxGuestAdditionsをLinux側に追加で実行する必要があった。しかし、なぜか共有したフィアルの持ち主やパーミッションを変更できず、実行できなかった。
この方法はあきらめて、SCPの方法に切り替えた。すると今度はWindows10ホストとubuntu間でネットワークがつながらない。これは、ubuntu側にSSH、Windows側にSCPソフトをインストール。そしてNetworkのデフォルト設定がNATだったのをBridgeに切り替えることでつながった。
Network設定をBridgeに切り替えたところ。

ubuntuに不足しているパッケージを追加。
このあと、あらかじめDLしておいたpetalinux-v2019.1-final-installer.runをubuntu側じへSCPで転送し実行。

ここまで何度かTryAndErrorを繰り返して、ようやくたどり着いた。

VivadoでPSだけのハードウェアを作成してバイナリーを作成。このあと、SDKでプロジェクトを作成して保存。
SCPで、project_6.sdkフォルダーを丸ごとubuntu側に転送。
Xilinxの資料にあるように、petalinuxツールでイメージファイルを作成する。
作成できたイメージファイル(BOOT.BINとimage.ub)をSCPでWindowsへ転送。
FAT32フォーマット済みSDカードにコピーして、PYNQ-Z1にSDをセット。
PYNQ-Z1をSDブートにピン設定して電源ON、TeraTermのシリアル接続で起動を確認。
PYNQ-Z1が立ち上がったら、ID/PW=root/rootでログイン。

ようやく「Linux起動」ができた!
今日はここまで。

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