2021年10月26日火曜日

RFコイルの電源としてSlayerExciterⅢを使う

 ようやく出来上がったSlayerExciterⅢをRFコイルの電源としてつなぐ。


SlayerExciterⅢの上に高圧ダイオード(4kV, 5mA)を4個使った半波整流器(8kV, 10mA)を取り付ける。

半波整流することで、SlayerExciterⅢに掛かる負荷を半分にしている。


それから、電源を変更したことで電源側の周波数も変わった。
RFの一次コイルとコンデンサの共振周波数も電源側にあわせてやる必要がある。コンデンサを作り直しだ。
計算では、周波数を1.625MHzとし、RF一次コイルのインダクタンスが9.92uHなので、966.9897pFとなる。

900pFを630Vのポリプロピレンコンデンサで作っておいて、あとはバリコンで微調整。

ところが、この調整作業が難航する。

自作バリコンは回転量と容量の関係がリニアになってくれない。

RF一次コイル側でもインダクタンスを変更できるようにと、ワニ口クリップで取り付けてあるのだが、これも接触不良や調整中のズレ等が生じ不安定さが増す。


思考錯誤しながら、ようやく調整方法を見出した。

SlayerExceiterⅢはいったん外し、バリコンも外し、スパークギャップも外した。RF一次コイルとコンデンサのみにして、そこにオシレーターで作った1.625MHzを入れてオシロスコープで共振点を探す。並列LC回路が共振すると電流は最小となるので、オシロスコープで電流波形を観測しながらオシレーターを上げたり下げたりする。

そんなことを何度も繰り返して、最適な位置を探っていく。



しかし、納得のいくものが得られなかった。

コンデンサはあとからセラミックを追加したりしてバラバラだし、コイルにつけたワニ口クリップもおかしな体制でついているし、長くぶら下がったワイヤーがあり、スッキリしない。

もう一度整理し直すか。

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