2016年11月1日火曜日

SQMはマグネットが非常に重要

これまで長い間SQMの再現を試みてきた。
実験を繰り返すううちにマグネットが通常のそれとは違う動きをしない限り無理だと分かった。

1ヶ月ほど前に、「フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相」というサイトを見つけ、色々な記事を読ませていただいた。これだけの情報が日本語で読めるということは本当に素晴らしいです。サイト主の方には感謝です。

それで、このサイトの中にVTAに関する記事があり、私がSQMの実験で見落としていた大きな点を発見した。自分自身が全く無智だなと思った。
それは、Sweet氏がマグネットにコンディショニングという特殊な減磁と着磁処理を施したVTAというものを先に作っていて、その応用としてSQMが作られたという流れに気がつかなかったことだった。私はこの記事を読むまでVTAのことは何も知らなかった。

VTAのコンディショニングによって、磁石のコイルに接する面の中心部分が減磁されていて、周囲の磁界変化に簡単に感応できるようになっている。これがあるから、EXコイルが起こす磁界変化に合わせて磁極が磁石の中心から周囲へ振り子の様に揺れて広がったり戻ったりを繰り返す。そのうちに揺れがどんどん大きくなり、磁石の持っているエネルギーが全てそこに集中してくる。よって、パワーコイルに大きな出力が出てくることになる・・という筋書きなのでしょう。

海外では、コンディショニングを行なって実験されている方もいらっしゃる様です。


等方性のバリウムフェライトの入手が困難なこと、マグネットにコンディショニングを行う必要があることを考えると非常にコストがかかることが予想されます。
よって、残念ながらSQMの実験はこれで終了したいと思います。


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