2015年12月22日火曜日

MLコンバーターの原理を考えてみると

過去にこのブログにて紹介したMLコンバーターだが、今にして考えるとすごくシンプルな装置なんだと思えてきた。

MLコンバータの中心になるのは、ウィムズハースト式誘導起電機。この起電機で発生させた高電圧のパルスを主にコンデンサを使って平滑化して、100~200Vの交流にしている。

以前は回路ばかりにとらわれて、いったいなんのためにこんな回路をここにつけているのだろうと疑問ばかりだった。

でも、よく考えると、現代のコンバータに使われているテクノロジーはみんな同じで、電気をパルスに変換して、パルスの量や幅をコントロールして出力の調整をしている。このことはMLコンバーターも全く同じだった。

違うのは、入力電圧がとても高いということだけなのだ。
そのままでは、たとえばMOS-FETだとか主流のパーツは使えない。そういう問題を解決していけばなんとか作れそうな、そんな気がしてきた。


でも、MLコンバーターは静電気を発生させる必要があるので、日本のような気候では、冬は使えるが夏は動かない。

だから、これは作らない。


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