2012年1月8日日曜日

書籍:新波動性科学入門

こちらの書籍は、以前紹介した「スカラー波理論こそが科学を革命する」の中、あちこちで引用されていたので、入手してみた。

「スカラー波理論こそが科学を革命する」を読んだときに感じた印象とは、まったく違い、理系の私がとても読みやすいなと感じた。
このあたりは、ひとつの疑問から、仮定をして、それを検証するという著者の科学的な思考パターンなり行動が、とてもなじみやすいからだと思う。説明も納得の行く科学的根拠を述べているので安心できる。

ベアデンの扱っているスカラー波は、重力波であり、重力場の伸び縮みであると言っている。4次元に対して、この重力場を次元として追加して、5次元を定義している。こういった、スケールの大きな仮説を立てているのである。もちろん、彼は、フリーエネルギーのよき理解者であり、その普及を理論面からサポートしていると思う。

一方こちらの「波動性科学」は、違ったアプローチをしている。物質ばかりを見てきた科学に対して、それまで説明し切れなかった部分を粒子性ではなく、波動性から解明しようという試み。
著者は、ご自身で立てた仮説を、検証も行っている。これは、なかなか意義深い。
さすがは日本人だけあって、東洋的思想が背景にあり、心、精神にも話が言及されている。また、宇宙、銀河のレベルから、原子、量子レベルまでをひとつの統一された秩序で構成されていることを述べている。ベアデンとは違った観点、違った切り口から、万有引力(原子波)にたどり着いている点は面白い。

著者はすでに他界されているとのことで、残念でならない。

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