2021年12月8日水曜日

テスラバッテリースイッチのテストと改良

 回路の要所要所をオシロスコープでチェックしたところ、PICからの5V出力を12Vにレベル変換しているトランジスタ2SC1815のところで発振していた。

トランジスタのベースに入れた抵抗500kΩが大きすぎて、電流が十分に流れないのが原因のようだったので、510Ωに交換した。

その後、負荷としてケースファン4個をつけて動かしてみた。
スイッチの切り替え周波数が100Hzのときは、ケースファン4個の内、3個だけ回ったが1個は回らない。周波数を800Hzに上げてようやく4個全てが回るようになった。
周波数が上がった分、切り替え時に発生するパルスが増えるのでそれに伴って電流が増えたのだろう。とはいえ、せいぜい1ワット程度。
負荷に60Wランプをつけると、100Hzでは点灯せず。800Hzでようやく少し薄く光る。1600Hzにあげるとようやくランプのフィラメントがオレンジ色になった。テスターで測定した出力電圧は2.3Vで出力電流が2A程度。負荷が重いと電圧が低下する。
バッテリーの電圧も少しずつ下がっていく。

これ以上は意味がないと思い、テストを中断。

出力の電圧と電流を毎回テスターで測定するのも手間なので、LEDメーターを取り付けた。

それから、出力ライン上につけたコンデンサが充分な電流供給を阻害しているかもしれないと思い、ライン上のコンデンサを外してみた。


コンデンサを外したことで、出力が増えた。しかし思ったほどでもなかった。

60Wランプ負荷に対して、切り替え周波数1600Hzにしてやっと出力電圧が3.2V、出力電流が2.93A。せいぜい9W程度。


出力が上がらないようにしている阻害要因は何?



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