2016年10月28日金曜日

ヴァンデグラフの製作と失敗

ヴァンデグラフ起電機のようなもの、というのが正しいと思う。

プーリー部分は、静電気を発生させることだけが目的なので、横に寝かせたような形になっている。幅50mmで、プーリー間の距離は約400mm。

本当のヴァンデグラフ起電機なら、縦型でトップには大きな金属球がついている。この金属球と地面側との間でコンデンサーを形成する。
しかし、大きな金属球を用意するのが大変。
なので今回作るものは平板コンデンサーとスパークギャップを別途用意することにして、この大きな球体を無しにした。
平板コンデンサーは2つ用意した。電極のアルミ箔は100mmX80mmの大きさで、間に厚み2mmのアクリル板を入れたもの。

スパークギャップは、アルミ棒の先端に真鍮球φ10mmをつけたもの。支持台で回転させてアルミ棒の角度を変えることでギャップ距離を調整できるようにした。

ベルトは、近くのホームセンターで売っていた、ネオプレンゴム0.2mmX50mmX1000mmをゴム系接着剤で貼り付けてループ状にした。

さて、出来上がったものを試運転してみたものの、うまく静電気発生とは行かなかった。

ベルトの材質が悪かったのか、プーリーをPLA樹脂で作ったのが悪かったのか、速度が遅いのか、などいくつか原因が考えられる。

静電気の分野は経験がないから、こんなことになったのでしょう。



2 件のコメント:

  1. 作ったことがあるのですが、静電気を発生させるのはできなかったのでベルトを帯電させるために補助用の電源を用意したのですがその方法はいかがでしょうか?
    売っているところを見たのですが、ac100v入力と書いてあったのでそれもそうしていると思います。
    参考になれば幸いです。

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    1. コメントどうもありがとうございます。

      ご提案していただいた方法もありですね。
      実は、この記事は1ヶ月前に作ったもののことを書き込んだのでした。申し訳ないです。
      失敗後にその方法も一時検討していたんです。それで、この方法で帯電させるためには、15kV以上を作ってあげる必要があるみたいでした。
      もともと高電圧の電気が欲しかったという理由でしたから、15kVを作ってしまえば、ヴァンデグラフを作る必要もなくなってしまうと。

      でも、次にヴァンデグラフを作る機会があれば、試してみます。

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