2014年11月16日日曜日

SQM/VTA実験1

SQM/VTAの小さいヴァージョンを作って実験してみたが、良い結果は得られなかった。


ただし、ひとつだけ興味深いことがわかった。


【実験の概要】
マグネットとして、フェライト30×60×5ミリを2枚、それと磁力線の比較用にネオジウムで同じサイズを2枚用意した。

パワーコイルをこの2枚のマグネットでサンドイッチにする。そして、パワーコイルの両側面にEXコイルを配置する。(写真参照)

自作DDSオシレーターの出力を自作リニアアンプで増幅し、EXコイルの1次側に入れる。
EXコイルの1次側、2次側、パワーコイルにオシロスコーププローブをつなぐ。

DDSオシレーターの周波数を0~数MHzまで変化させたときに、出力が最も大きくなるポイントを探し、その状態を記録する。


【フェライト】
フェライト磁石を使って実験
EXコイル1次側:入力電圧±8V、電流40mA、周波数52.73kHz付近で2次側波形がピークとなる。
EXコイル2次側:電圧±160V
PWコイル:出力電圧 5mVp-p

【ネオジ】
EXコイル1次側:入力電圧±9V(18Vp-p)、電流10mA、周波数52.42kHz付近でピーク
EXコイル2次側:±160V
PWコイル:出力電圧5mVp-p


考察1:
EXコイルの巻き数比は、250T:2000T=1:8
よって、入力電圧が±9Vなら、±72Vの2次電圧となるはずである。しかし、±160Vとなっていて、予想よりも2.2倍大きくなっている。
おそらく、2対のコイルの中で信号が重なり合って共振したような状態にあると思われる。

考察2:
フェライトとネオジの比較結果で顕著な違いは出なかった。多少フェライトが周波数が高く、電流が増加する傾向がでているようである。

考察3:
出力はお話にならないほど低い。


実験日:2014年7月27日


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