2012年8月27日月曜日

CNCのスピンドルをMach3から制御する(2)

  1年以上ずっと放置したままだった課題に取り掛かった。

 Mach3からスピンドルの回転数を制御できることは、すでに調べてあったのだが、実際にどのような設定にすべきなのか、どのような信号が出てくるのかは、やってみないと分からない。

 Mach3の信号をオシロスコープで確認しつつ、希望する形の信号が出力されるように設定をいじってみた。その結果、以下のような設定となった。

Config画面のMotor Outputsタブ
同じくConfig画面のOutput Signalsタブ








以上のような設定にすると、Output#1(制御ボードの14番ピン)から、スピンドルのON/OFF信号がH/Lで出力されて、スピンドルON期間中にOutput#2(制御ボードの1番ピン)から、回転数に応じたDUTY比をもつパルスが出力されるようになる。
このパルスは、Hの期間が小さいと低速回転、Hの期間が大きいと高速回転になる。Duty比の初期値はConfig画面のSpindle Setupタブで設定した最小値10%が出てくる。これと、回転センサーの入力から得られるスピンドルの回転速度RPMとの間で速度自動調節が行われる。

この設定変更とあわせてPICのバグつぶしも行った。バグは、Mach3からのスピンドル制御が働かなかった部分とか。

これでひとつ課題が消化された。

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