2012年8月18日土曜日

フリーエネルギーの根本的な考え方

テネモスさんのフリーエネルギーっていう概念は、宇宙全体を包み込んでいるもの。空(仏教)という言葉が使われているようだけど、エーテルとかプラーナ(ヨガ)とか気(タオ)とか、そういったものと同義だと思う。

私も以前から、フリーエネルギーは、空でありプラーナだと感じていた。

そして、考え方というか、捕らえ方として、空気のように感じること、だと思う。
一般人には半信半疑だし、理解できない部分だから実感も当然生じてこない、と思う。学校教育の弊害だな、きっと。

そんな人でも、観念を取り払っていくと、感じられる。新しい考え方としてきちんと取り入れれば普通に感じられる。以前の自分がそうだったから。


昔、合気術というのを習っていたのだが、その根本にある理念がフリーエネルギーと似ていると思った。特にテネモスの飯島先生の本を読んでそう感じた。

たとえば、フリーエネルギーのモーターがある。その解説で飯島先生は「モーターにも呼吸が必要なんだ」とおっしゃっている。
「呼吸」って聞くと、頭の中で「えっー?」という言葉が出て、とたんにチンプンカンプンになってしまう。人間が空気を肺に入れたり出したりする動作を連想してしまって、とてもモーターという金属の塊とは結びつかない。

でも、実際にBediniモーターなんかの実験をやっていて、ああ、そういうことかと気づかされた。

モーターを回すときには電源をつなぐのだけど、電源から供給される電気が、いわゆる呼吸の際の空気にたとえているんだなと。

それから、現代の人はモーターを勢いよく、強く、早く、回すことに集中しているから、とにかく電気をどんどん供給してやればいいと考えている。

でも、この考え方が現代科学の落とし穴なんだと気づいた。

Bediniモーターにはスイートスポットといって、効率が最も良くなる点があるらしい。この点に持っていかないと超効率は達成できない。このスイートスポットを探し出すことが困難だからフリーエネルギーが嘘とか言われるのかもしれないと思う。

それもそのはず。電気をずっと供給することばかりに気を取られていると、絶対見つからない。
では、どうすればいいのか。そのヒントが呼吸だと思う。

どういうことかというと、電気を供給したら、いったんそれを止めて、逆に出てきたものを引っ張り出す。そして、また電気を供給する。
この入れると出すを交互に行う必要があるのだ。このことを「呼吸」という言葉で表現している訳だ。

そして、この呼吸の入れる・出すの繰り返し方が、宇宙を包み込んでいるエネルギーと同調したときに共鳴作用を起こして大きなエネルギーとなるわけ。

もうひとつ、ポイントがあって、呼吸の入れ方が大切で、出来るだけ力強く一気に入れたほうがいい。だから、フリーエネルギーはパルスとか使う例が多い。
振り子も同じで、一気に力を入れて押すと、大きく揺れる。ゆれている錘の運動している方向に力を加えるとさらに大きく振れる。大きく振れても、また重力の作用で反対側に持っていかれる。これの繰り返しが続くのが振り子。
フリーエネルギーも同じで、一定の圧力というか、均一性というか、そういう方向性に持っていこうとする働きがある。空気だって、高圧を維持するボンベなどの器がなければ、ある特定の一点に高気圧をつくるなんてことはできなくて、瞬間的に高圧になっても、一瞬にして回りと同化してしまう。これと空も同じ。
だから、コイルに電圧の大きなパルス波を加えると、それを元に戻そうとする力が働いてくる。これば逆起電力といわれる良く知られた現象。でも小さな弱いパルスでは戻そうとする力が弱いのだ。



これらの点が、日本の武道でよく使われる「柔よく剛を制す」という言葉とぴったり一致する。だから合気術と根本が同じと述べたのだ。

合気術では、相手が押してきたら、相手の動きにあわせて自分の身を引く。相手が引いたなら、相手に合わせて引かれた方向に動く。力の方向に逆らわない。これが基本。
そして、逆らわずに、その動き・力を利用して急所であるポイントを支点にして最後に自分の思った方向に相手を動かす。ほんの少しの力でも、大きな相手を倒したり押さえつけたりできる。

この考え方がベースにないと、フリーエネルギーは使えないのかなと思った。


ポイントは、
  1. 相手の気と融合させる。=>宇宙エネルギーが空間すべてを覆っていると感じる。
  2. 押す・引くの繰り返しに無駄な力を使わない。無理に止めたり動かしたりしない。=>同調させる、共振させる。
  3. 急所を支点にする。=>スイートスポット・タイミングを外さない。
  4. 一点集中。=>一気に大きな力を加え、大きなひずみ・ストレスを生じさせる。
  5. 緊張と弛緩。=>ON・OFFを交互に繰り返す。

プロレスやボクシングなどのように、力で相手を負かすやり方が、一般的につかわれている電気の使い方なんですね。

合気は、無駄な力は使わず、急所を外さず、相手の力を利用して相手を思い通りに動かすのです。これがフリーエネルギー的な電気の使い方(取り出し方)じゃないかな。


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