2012年7月24日火曜日

コイル巻き機をつくった~コイルを巻いてみた

コイルを何本か巻く必要があって、後々のことも考えて「コイル巻き機」をつくってみた。

メカの部分は、TAMIYAのSINGLE GEARBOX(4-SPEED)というものを使った。
ギヤの組み換えで4種類のギヤ比が選べるもので、今回はType-D 344.2:1 という一番トルクが大きく回転数の低いのにした。

コントローラーはPIC16F648を使った。
このPICと液晶の部分は以前CNCのタコメーターとして作ったものを流用している。

モーターの回転数をボリュームで増減できるようにし、さらに、巻いた回数を液晶に表示し、設定した仕上がり巻き数になると自動的に停止するようにした。

電源電圧は5V。モーターはPWMで回転数を可変させた。ギアボックス購入時に同梱されていたモーターは定格3Vなので、5Vではちょっと高い。そのため、PWMで電圧を下げている。
実際にコイルを巻いた際には、PWMのデューティー比は、40~50%ぐらいがちょうど巻きやすい感じだった。

これは、実機を使って巻き上げたコイル。
コイルのホビンはアクリルのパイプと板でつくった。 一次巻き線が250回、二次巻き線が2000回。

このように2000回巻く必要があったのが、このコイル巻き機をつくった最大の理由。
思うように巻くことができてよかった。

このコイルで井出治さんが論文発表した「第三起電力」について検証実験ができたらいいなと考えている。
でも、本当の目的は、SQM/VTAを再現することにある。そのためには、あと3つコイルを巻く必要がある。

コントローラーの回路図を画像として以下に掲載します。



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