2012年7月12日木曜日

ハイレゾ・オーディオ

最近、ハイレゾ・オーディオに少し興味が出始めた。
これまでのCDは、44.1kHz/16bitでサンプリング。DATだと48kHz/16bit。
これが、PCMで192kHz/24bit、DSD64だと2.8224MHz/1bitになるというのだから、時代は若干進んでいるようである。

このハイレゾ・オーディオは、アナログLPの音が出るそうである。CDでは再現できなかった温かみとか言われる五感以外で感じられる要素がハイレゾでようやく再現できるということのようだ。

実は、一般に言われている人間の可聴領域である20Hz~20kHzという周波数帯は、耳という部位が音を捉えることのできる数字であって、これが人間が感知できる音のすべてであると定義したことに問題があったと考える。

CDは、この可聴帯域だけ再現できればいいのだという割り切りがあったために、当時の技術でPCMを扱うことが可能になった。でも、CDが出始めた頃から、耳の肥えた人たちは、このCDの音が気に入らなかったようである。彼らは耳以外の部分で音を捉えていたんだろう。ただ、科学的な根拠を示すことができなかったために、耳の肥えていない一般の人たちからは、気のせいだとかなんとか言われて排除されたのであろう。

こんな状況だったから、CDの普及とともに高級オーディオが姿を消したんだと思う。

ところが、以下のような実験データが出てきた。

「自然を自分にとりもどす」ハイレゾリューション・オーディオシステム

このレポートのなかで、非常に興味深いのは、CDよりもハイレゾ音楽のほうが明らかに脳が活性化されるという事実だ。

このような実験結果が示されることは、非常に意義深い。いままで軽視されていた音楽に含まれている20kHz以上の高音域や、量子化ビット数の微細さが、実は大切なのだと具体的に認知されるからである。
表層意識に現れないから、感じないと言っている人がいたとしても、その人が鈍感なだけで、実際に深い部分では感応していた、なんてことになる。

実は、ヨーガ理論では、音・ヴァイブレーションは非常に重要なファクターであるといわれているのである。
すべての物質には、振動があり、振動・音が精神に大きな影響を与えるのだと。

これは、以前このBlogで紹介した大橋氏の「波動性科学」と深くかかわるのである。

もしも、この理論が正しいとするなら(個人的には、正しいと思っているが)、可聴領域以外の音が、人体を構成している細胞や分子にある種の影響を与え、ある部分では振動が増幅され活発になり、ある部分では振動が抑制され沈滞化する。それが、ホルモンバランスに影響をあたえ、脳をはじめとした人体の構成要素すべての活動を左右し、精神にもいろんな影響を与える。

どんな音楽をどのような音源で聴くのか・・・・ということが、われわれ人間の精神活動を左右する重要な要素であるし、だから、うかつに、安易に音楽など聴くべきではないのかもしれない。

ある場所で、何気なく流れている音楽を毎日聞いていたために、精神のバランスを崩して、自殺してしまった、、、なんてことが実際に起きていると思う。たとえば、自殺が多い駅だとか。。。

ちょっと脱線気味。


ハイレゾ・オーディオは、今後どんどん普及していくに違いない。
かつて一斉を風靡した高級オーディオが復活するような予感がする。


参考:スーパーオーディオCD(SACD)による高周波音効果

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