さて、CNCの機械設計でまだ未解決の部分を少し考えたり、ネットで調べたりした。
現在残っている問題は、
- 長ネジの支持方法
- ダブルナットの処理方法
- ステッピングモーターとネジの接続方法
1の長ネジの支持については、以下のサイトが参考になった。
MAKE: Japan : CupCake CNCを作る Part6 ケースを組み立てる
とても単純。長ネジにベアリングを入れて、両方からナットで締め付けている。
その状態でベアリングをボードに入れてしまっている。
なるほど、これなら簡単だ。この方法を採用させてもらうことにした。
次に、秋月のステッピングモーターをどうやって長ネジと接続するかだが、これには2つ方法があって、
- 軸についているプーリーに合うベルトを購入して、ベルトで駆動する方法
- プーリーを外してカップリングなどをつける方法
ノンノのDeskCNCの情報交換 ● 秋月のモーターと合うベルト
ベルトが結構高くて、モーターと同じぐらいの値段がする。CNCの設計図を描いたときにベルトは想定していなかったので、この選択肢は却下とした。
CNCの掲示板などを見ていたら、秋月のステッピングモーターは好評なようだ。大抵の場合、プーリーを外してカップリングをつけたりしているようである。
このプーリーを外すには、ギアプーラーなどの工具を使うようだ。しかし、この工具だけで5千円ぐらいする。1回使うだけなのでもったいない。同じような考えで、身近なもので外している方もいらっしゃるようだ。
秋月のモーター
これに見習って、何かしらの治具をつくることにしよう。
プーリーを外したら、次はカップリングだ。カップリングはオリジナルマインドさんで取り扱っているのだが、どれも高価。一つ3千円以上する。これも、なんとか安くしたいところ。
アルミ棒にスリットを入れた
カップリングの製作
という事例を見つけた。これは、それなりの道具が必要なので、私のところでは今はつくれそうにない。
CNCプリント基板作成機の自作に挑戦
さんのページに自作カップリングがあった。0.3ミリ厚のりん青銅板を使っている。この方法ならなんとか作れるかもしれない。
ちなみにこのりん青銅板は、電気部品のばねとしてつかわれる素材だということを知った。
最後に残ったダブルナットの方法だが、2つのナット間にバネを使って与圧を与える方法にしようと考えている。
これは、上記のりん青銅板じゃなくて厚みのあるアルミ板でもいいと思うが、2枚の平行にした板を用意して、それぞれにネジが通る穴を開け、その部分にナットを埋め込む。板の片方の端は数ミリのスペーサーをサンドイッチにして固定し、もう片方はフリーにしておく。そして、フリー側の片方の板にネジを垂直に取り付けて、そのネジの出具合で相手方の板を押しつける。この押し付けにより板がたわんでバネのようになり、ナットとナットの間に与圧が掛かる。
一応、問題の3つは加工の手間は掛かかりそうだけれど、なんとか先が見えてきた感じ。
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