2011年11月7日月曜日

終端抵抗の反射が消えた

プリアンプ部の出力波形がきれいな正弦波にならなかった原因が、終端抵抗からの反射にあったということが明らかになった。

 画像の上部波形がアンプ出力。20V/divだから、+50V~-53Vで完全な正弦波ではないが、それに近い波形がでるようになった。
画像の下部波形がゲート電圧。5V/div。


この画像は、上部波形がドレイン電圧。20V/div。相変わらずトゲトゲしい。波形が設計値の56Vを超えてしまっている。
下部波形がドレイン電流。2.8A/div。電流の波形は以前に比べると相当にきれいになってきた。しかし、設計値が最大3.3Aなのに、2倍の6.7A程度出ている。



画像上部波形がパッドの出力波形。20V/div。下部波形がゲート電圧で、5V/div。
この出力波形が+36V~-40Vと読み取れる。平均±38Vとして電力を計算すると、
P=(38^2)/(2*50)=14.44[W]
となる。設計値は7.5Wなので、かなり出力が大きくなった。
ここからさらに、パッドが-2.6dB~-2.4dBなので、逆算すると、プリアンプ出力は25~26.3Wとなる。

さて、出力が大きくなってしまったわけだが、これをパワーアンプに入れても大丈夫かどうかが気になるところ。

パワーアンプのMOSFETのゲート入力は±30V。
ゲートの手前にトランスがあり、巻き数比が6:15。このトランスを通すことで、±38Vのプリアンプ出力の振幅が小さくなり、38*(6/15)=±15.2V。十分問題ないレベルまで下がってくれそうだ。


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