ようやくコイルが完成した。
特殊な形状なので時間がかかってしまった。
寸法とコアパーツの詳細は下図の通り。
ワイヤーは、Φ0.6㎜(AWG23)を24芯の束にしたものを1層目が外側から内側に向けて巻き、2層目は内側から外側に巻いていく。各所で1層目と2層目がクロスするような感じになる。
1層目の1本分のワイヤー長がExcel計算で3795mm
これに束ねる際のねじり分4%程度増やし、端末処理分200㎜を加えて4200mmとする。
同様に2層目のExcel値が4014㎜で、もろもろ加えて4500mmとする。
一度に24本を束ねるのが大変そうだったので、6本束ねたものを4本作り、その6芯にしたワイヤー4本をまとめて24芯ワイヤーとした。
そのために、6本をねじっていくためのツールも作った。
小さい円筒状ホルダーを作り、そこに4.2mのワイヤーを巻き付けて、それを計6個用意する。
6個を回転する台の上に取り付けて、台を回しながらワイヤーを引っ張り出して6芯を作っていく。
同じ要領で6芯を4本つくる。最後に6芯4本をねじりながら24芯に仕上げる。このあとの実験でコイルの特徴を探っていきたい。
このコイルに期待していることが三つある。
ひとつは交流信号を与えると回転磁界が得られるのではないかということ。もうひとつはテスラ波(縦波)が生じるのではないかということ。そして三つ目は定在波による増幅作用。
Youtubeなどで中心に球状マグネットを置くとそのマグネットが高速回転する様子がアップされているのを見ることができる。これはコイルの周囲に回転磁界が作られているのだと見ている。コイル単独でもモーターの巻き線と同じような効果が得られるのはとてもシンプルだと思う。浮揚装置(スカウトシップ、UFO)のパワーコイルに使うなら、これほど好都合なものはないと思う。モーターなどで磁石を回転させる必要は無いのだから。
さて、単なる妄想に終わるかどうか。