MOSFETを使ったSlayerExciterは、周波数が700kHz以下でなければ動作しないことがわかったので、新しいコイルを巻くことになった。
今回製作するコイルの目標とする周波数は、542400Hzとする。これは、RFコイルの27.12MHzの1/50である。波長で言うなら50倍。
そして、これまで二次コイルのワイヤー長は、希望する周波数の波長の半分と同じ長さにした時、実際に得られる周波数が80%程度へ下がることが分かっている。このことを考慮して、(542.4kHz÷0.8=678kHz)少し高い周波数にしておく。
ワイヤー長は、678kHzで計算する。
λ=299792.458÷0.678[MHz]=442.1718[m]
λ/2=221.086[m]
よって、二次コイルのワイヤー長は、221.086[m]とする。
φ0.2mmのワイヤーをVU50パイプ(外径60mm)に巻くものとして、約1173回巻くことになる。その際のコイルの長さは大体270mm。
上下に余裕を持たせるので、巻きつけるパイプの長さは300mmとする。
次に、一次コイルについて考えてみる。
今回は、φ4mmのなまし銅管(断面積6.4sq)を使おうと思う。全体的にスケールアップするので、太さもこれまで以上にしたい。一次コイルはできるだけ抵抗の少なくなるように。
一次コイルの外径は、200mm前後とする。二次コイルの高さが300mm程度になるので、これまで作ってきたコイルと相似形、同じような縦横比にした。
巻き数は4回巻き、12mmピッチで巻く。
なまし銅管とMOSFETドライバとの接続は、手持ちの一番太い3.5sqワイヤーにして、銅薄板でクリップ状の引き出し金具を作る必要がある。
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