2015年12月23日水曜日

ハワード メンジャーのモーターをつくってみたのだが

これは2年以上前になるが、UFOオタクの友人から教えてもらったハワード・メンジャーのモーターがとあるサイトに紹介されていたので実際に作ってみたのだった。


写真手前にある4つの真鍮球でつくったフライホイールを手で回すと、本当ならずっと回り続けるはず・・・だが、こいつは普通に止まってしまう。

結局、失敗作品だとあきらめBLOGには公開せずにいたのだが、2年たった最近になって、おぼろげながら動作原理が見えてきて、大きな設計ミスを発見。

それは、リング状のマグネットの着磁パターンが全然違っていた!ということ。

購入したものは、
この画像のように外周がN極で内側がS極のものだった。

参考サイトのジャイロスコープ粒子の話からこれでよかろうと思ったわけだが、とんだ勘違いだった。ジャイロスコープ粒子の話もよく理解できたわけじゃなく、参考図などをみて勝手に思い込んでしまったようだ。ちなみにジャイロスコープの話は、いまだにさっぱり理解できない。

原理が見えてきた背景には、SQM/VTAの実験を繰り返しているうちに、波の振動や、波の重ね合わせによる増幅などの理解が深まったことが大きい。


このモーターを永久に回転させるためには、

  1. U字磁石が横に配置したスプリングによって振動する必要があること。
  2. リング状マグネットの着磁パターンは、下図のようにリングの半分がN極、もう半分がS極であること。


この2点がつくる上で見逃していた重要なポイント。

そして、スプリングによってU磁石が振動する周期と、軸の回転周期がうまく合うようにU磁石の位置を変えたり、重さを変えたり、フライホイールの大きさを変えたりといった調整をすれば必ず永久に回るようになる(はず)。

はじめに作ったときは、なぜスプリングがこんな場所に必要なのかすごく疑問だったが、このスプリングの振動が回転を持続させるための重要なパーツだったようである。

ということは、ジャイロスコープ粒子がどうだとか、そんな話は全然関係ないことになる。難しく考えすぎたようだ。トンデモ話も困ったものだな。

このモーターが紹介された当時は、永久に回り続けるモーターなんて絶対にありえないという観念が今以上に強かっただろうから、話がどんどん膨らんでいったんだろうなと思う。


近いうちに改善バージョンをつくって実験してみたい。




2015年12月22日火曜日

重力波のことがわかったような

先ほど、3つのエネルギーが空間を作っていることを書いたのだが、それをあれこれ考えてみると、やはり重力波が3つ目の電磁波なんだと思うようになってきた。

フレミングの左手の法則で、物体が動く訳だが、これは視点を変えてみると、物体に重力加速度が加えられたと見ることもできなくないか?

もしも重力波だったとしたら、3つの要素である電界と磁界をうまくコントロールしてやれば、簡単に重力制御が可能になる。

問題は、負性エネルギーを扱えない限り、反重力も生じないということだろう。


とにかく、今はまだちょっとした【ひらめき】でしかないので、電磁気の各種法則や物理学上の未解明問題などをテーマにしつつ、正当性を検証していきたいと思う。


MLコンバーターの原理を考えてみると

過去にこのブログにて紹介したMLコンバーターだが、今にして考えるとすごくシンプルな装置なんだと思えてきた。

MLコンバータの中心になるのは、ウィムズハースト式誘導起電機。この起電機で発生させた高電圧のパルスを主にコンデンサを使って平滑化して、100~200Vの交流にしている。

以前は回路ばかりにとらわれて、いったいなんのためにこんな回路をここにつけているのだろうと疑問ばかりだった。

でも、よく考えると、現代のコンバータに使われているテクノロジーはみんな同じで、電気をパルスに変換して、パルスの量や幅をコントロールして出力の調整をしている。このことはMLコンバーターも全く同じだった。

違うのは、入力電圧がとても高いということだけなのだ。
そのままでは、たとえばMOS-FETだとか主流のパーツは使えない。そういう問題を解決していけばなんとか作れそうな、そんな気がしてきた。


でも、MLコンバーターは静電気を発生させる必要があるので、日本のような気候では、冬は使えるが夏は動かない。

だから、これは作らない。


原型コイル改による実験の結果

新たに作成した「原型コイル改」で実験してみた。
結果は、何も得られなかった。

実験風景。

実験自体はいつもと同じように行ったのだが、等方性磁石による変化をみたかったので、マグネットなしの状態を比較のために観察した。
そして、結局のところ、磁石の有無による差は何も認められなかった。

その後、いろいろ考察したのだが、

1.フェライト磁石が当時のバリウムフェライト磁石とは別モノ。ゆえに結果が出ない。

FloydSweetさんは、図面に5000ガウスと記していることや、ある資料ではストロンチウムでは磁力が強すぎるため結果が出ないということを指摘されていたことから、磁石が重要なポイントであることがわかる。
ということは、FloydSweetさんは、たまたま使った磁石と作ったコイルのマッチングがベストだったというだけのこと。

2.フリーエネルギー関係の資料は、オカルト好きな人たちによっておかしな方向にバイアスがかかりやすくなっていて、バリウムフェライトが引き起こす特別な現象と考えてしまった。

入力コイルと出力コイルが90度の関係にあるからとても不思議に思ったりしたのだが、これまでの実験を通して理解したのは、決してトンデモなものをつくった訳ではなかったということ。

上記の1と関連するのだけれど、上下に配置した磁石がつくる磁束のカーテンが垂直に配置したExiterコイルの発生する磁力により、左右にゆらされて、その動きが水平に配置したPowerコイルに出てくるだけのことだと。
左右に揺らすExciterコイルがつくる磁力と周波数がバリウムフェライト磁石が作り出す磁束をうまく揺らすことに成功していて、揺れが重なりあって増幅されて大きなうねりとなるから出力に負性エネルギーが発生した。この揺れを誘い出すためにコイルなどの調整が相当難しかったのではないかと思う。

3.別な装置の資料から、アダムスモーターやPODなどと原理は同じと分かったこと。

失敗したから、別な資料をあさったりした訳だが(汗)、SQM/VTAは基本的には、コイルと磁石がつくる負性エネルギーとそこから派生して生じるBMF(逆起電力)をうまく取り出す装置たちと同類で、出力の取り出し方に工夫がされているということだと思う。

それと、SQM/VTAは30年前の装置。バリウムフェライト磁石と空芯コイルをつかって入力が9V動作周波数は50~60Hzで出力を得るものだった。
最近の研究や、傾向として、入力電圧は高い方が良いこと、周波数が高くなっていることが分かっている。使われるマグネット、強力なフェライトやネオジウムに変化してきている。そのほうが、装置として結果が出やすいということなのだ。

SQM/VTAは磁石を使っているところがテスラコイルと全く異なる。しかし、実現している手法は同じなのだと思う。


以上をまとめると、
今主流の異方性(ストロンチウム)フェライト磁石やより強力なネオジウムでも装置は作れるが、その際、入力は高電圧かつ高周波にすること、
といえそうだ。


これまでの経験を生かして、今後は独自で装置を考えていきたいと思う。


物質のみならず、空間すらも3種類のエネルギーでつくられている

ヨーガ、あるいはベーダだったと思うけど、3種類のエネルギーが定義されていて、それがあらゆるものを作っているという話があって、それが、空間にも当てはまるんじゃないかというお話。

3種類とは、
・ラジャス
・タマス
・サットヴァ
で、それぞれ相容れない特徴がある。

ところで、昔、理科の時間に、ファラデーの右手と左手の法則を学んだのだが、そのときに何で3つは直角になっていて、絶対交差することはないのだろうと疑問に思ったものだった。

ファラデーの場合、磁界と電流と物体(の動き)の3つが全く相容れないため、空間的にXYZ軸で定義される3次元のどれかに該当する。個人的には偶然の一致だとはとても思えない。

上記の2つ、つまり、3種類のエネルギーと電磁気学には、深い因果関係があるのではないかと思い至った。

もうひとつ、アマチュア無線などを勉強した人なら必ず知っている、コンデンサとコイルと抵抗の3つの部品。これらも全く相容れない要素を持っている。電子回路は、これらとトランジスタから出来ている。
ただし、トランジスタは別格で、コンデンサやコイルや抵抗になりうることができるため、ここでは除外したい。ここでは要素だけに注目したいのがその理由。それと実物のコイルは、抵抗や浮遊容量をもっていて、コンデンサや抵抗も同様に純粋なものは現実には存在しないことも付け加えておく。

以上の3例から

ラジャス=電界=コンデンサ
タマス=磁界=コイル
サットヴァ=熱・位置エネルギー・重量=抵抗

のように対応するように思えるのだ。

サットヴァの項目だけが「熱・位置エネルギー・重量」と少しあいまいなのだが、負性抵抗だとか反重力といった概念がまだ明らかではないし、重力波か、もっと物質の根本的な要素で説明されるべき電磁波なのかもしれない。

ここら辺が整理されると量子物理で言われる、物質性と波動性の問題が解決するかもしれない。


それで、おもしろいなと思ったのは、3つの要素で作られていて、空間も3つのエネルギー、3つの電磁波でつくられていて、お互いが交わることがないから、空間が3次元として存在できる。ひとつでも欠けるわけにはいかなくて、必ずセットになっているということ。だから、空間が3つのエネルギーの柱で支えられていると考えるととても神秘的だなと。

ひょっとしたら、電磁波は風=エネルギーであって、空=空間は、そのひとつ上の状態というのが正解かもしれない。


ちなみに、仏教は心の要素に重点が置かれているためか、三毒(貪、瞋、痴)として示されている。
でも、この三毒は、ちゃんと上記の3要素に対応していて、
・ラジャス=瞋
・タマス=痴
・サットヴァ=貪
になっている。

ここら辺の期待を決して裏切らないところが、宗教の完璧さ、真理を科学から覗き見たような感じがする。


エネルギーが空間をつくっているんだと思う

一般には、空間にはエネルギーが存在しているという風に言われているが、私は逆じゃないかと思う。つまり、エネルギーが三次元空間の広がりを作っている、と思う。

空間の中に、酸素や窒素があるから、エーテル体が存在するとか、ダークマターが存在すると主張されているのだと想像するのだが、本当に正しいのか?

物質がエネルギーの大・小に応じて、固体、液体、気体、プラズマ、という状態を持つことは既知の事実だが、太古の叡智を持つ方々は、地・水・火・風・空という五大種を定義していた事実を知っているだろうか?

つまり、

地=固体
水=液体
火=気体~プラズマ
風=核エネルギー
空=空間

ということ。

当然ながら地が最もエネルギーが低くて、水⇒火⇒風⇒空とエネルギーが高くなっていくことは容易に想像がつく。

有名な「E=mc2」の式から物質はエネルギーであるというのはあきらか。これが風。

空というのは、Empty・「からっぽ」という意味ではなくて、空間の広がり、XYZの距離で表現される領域のことだと定義するなら、どうだろうか?

だから、最高位の「空」は、どうなんだろう?って考えたとき、空間は物質が最高のエネルギーレベルになった状態なんだろうなという想像は簡単におもいつく。

こうして、空間というのは、物質が最高レベルのエネルギー状態にあるときの形態として認識されるべきだという結論に至る。

空間=エネルギー。
ここでいうエネルギーは、電磁波のことだと思う。

ということであれば、空間という器の中に何かが存在しているという考え方はすでにおかしい。
何かが存在した時点で、それは別の形態の低いエネルギーレベルにある物質が観測されたにすぎないのではないだろうか。


2015年12月20日日曜日

ケッシュ財団のFE装置はどうなの?

とある友人から、ある記事を教えてもらった。

ケシュ財団がフリーエネルギー装置の設計を完全公開!!特許も申請せず

せっかく教えてもらったのだけれど、個人的にはまだ様子を見ていたい、というのが心情。


原型コイル改

先日3Dプリンターで出力しておいたホビンにポリウレタン銅線を100回巻きつけてコイルを2つ作った。

高周波ワニスを塗ったあと、線が解けないようにホットボンドで数箇所を固めた。
コイルが区別できるように、マジックの青と赤で印をつけた。

■特性

出来上がったコイルの特性は、以下の通り。

【青印】
サイズ:外径50ミリ×40ミリの楕円(内径44ミリ×34ミリ)、幅4ミリ
巻数:直径0.29ミリポリウレタン銅線100回
電気抵抗:3.67Ω
インダクタンス:772μH
重量:12.5g(PLA樹脂ホビン4g弱を含む)
LOG/MAG(10kHz~2MHz/1kHz幅):


【赤印】
サイズ:同上
巻数:同上
電気抵抗:3.66Ω
インダクタンス:788μH
重量:12.7g(PLA樹脂ホビン4g弱を含む)
LOG/MAG(同上):


※インダクタンスに差が出ているところから、ひょっとしたら赤印の巻数は101回かもしれない。
ひとまず、このままで続けることする。




2015年12月18日金曜日

あきらめずに初心にかえって

せっかくバリウムフェライト磁石まで購入したのだから、もう一度原型コイルで実験をやり直してみようと思う。

今度は、Exciterコイル(垂直配置)とPowerコイル(水平配置)を全く同じものにしてみる。
そのために3Dプリンターでコイルのホビンを2つ出力した。

同じコイルであれば、共振しやすい。

外径が50ミリ×40ミリの楕円形にすることで2つを組み合わせてクロスできるようにした。

Exciterコイルの作り出す磁界の振動がPowerコイルに効率良く伝わるはず。

フェライト磁石の台にコイルをセットしたときに、その位置が実験のたびに変わってしまわないようにコイルの保持台もプリントした。

こんな感じ2つを保持。

先日作成したフェライト磁石のベースにセットしてみた。

こんな感じで常に中央にコイルが固定される。

あとは、実験に必要な負荷として、25Wの白熱電球。E17ソケット用の小さいサイズ。


それと、ホビンに巻きつけるポリウレタン銅線は、今回手持ちの0.29ミリを使うことにした。

ちょっと細いかもしれないけど、原型テストなので、大きな出力を取り出す必要もないだろうから。
こいつを先ほどのホビンに100回ぐらい巻きつける予定。



2015年12月15日火曜日

等方性フェライト磁石で実験してみたのだが


入手した等方性フェライト磁石を3Dプリンターで作ったケースに収めて実験を行ってみた。

結果は、これまで行った実験と何も変わったことは見つけられなかった。残念。。。

この磁石は本当にバリウムフェライトなのだろうか?とかいろいろ疑問がでてくるのだが、成分分析なんて難しいし、コイルの作り方に問題があるかもしれないので、今は磁石そのものを疑うのはやめようと思う。


2015年12月8日火曜日

バリウムフェライトを求めて

26ショップさんにバリウムフェライトの在庫を問い合わせてみたら、希望するサイズ(150x100x25.4ミリ)はなかった。
小さいもの(60x14x5.5ミリ)が取り寄せられそうだということなので、これを購入することに決めた。

バリウムフェライトだから磁力が弱いので張り合わせて120x70x11ミリぐらいの大きさにできれば実験は出来そうだ。

とくかく、これで本当に出力が得られるのかどうかを確かめてみないと。

2015年12月3日木曜日

バリウムフェライト磁石じゃないと駄目

1年ぶりの投稿。

時間が少しできたので、また実験をやりはじめた。

苦手な英語資料を少しずつ読み解いていて、今さらながら、とても大切なことを発見した。

・・・

それは、SQM/VTAに使う磁石は、【バリウム】フェライト磁石でないと駄目だという事実。
フェライトなら多分同じじゃないかと考えていたが、甘かった。

購入したものは、【ストロンチウム】フェライトだった。だから、いくら実験をやってみても、結果が出ないのである。

フェライト磁石そのものの詳しいことはWikiを調べて欲しいのだが、一般に販売されている磁石は、強力なものが好まれるため、異方性と呼ばれているストロンチウムフェライトが主流のようで、等方性であるバリウムは国内ではほぼ入手不可能状態。

これは大変困りました。