片方の半球はスライダーで前後に移動できるようにして、ギャップ距離が分かりやすいように目盛りもつけた。
このタイプのスパークギャップは、球の半径までなら正確に測定できるようなので、0〜35mmを測定することができる。一般にギャップ長が1センチで約30kVということなので、105kVまで分かる。ギャップ長は最大50ミリまで広げることができるが、その場合の電圧は正確さに欠ける。
ディロッドとこのスパークギャップを接続してみた。
時々スパークが発生しなくなり不安定なのだが原因不明。起電機のどこかで漏れているのか、ロッド上の接点に使った導電ゴムの調子が悪いのかもしれない。それでも、この10ミリが調子良い。
ギャップ長15ミリにしてみたが、さらに不安定になる。
ギャップ長20ミリでは全くスパークしなくなった。
以上から、このディロッド起電機の発生電圧は、定常運転で30kV、最大45kVということになるのかな?(定常電圧と最大電圧の厳密な測定方法がよくわかってないので。)
A・D ムーア氏オリジナルの放射状ディロッド・ジュニア起電機は定常運転でも60kV以上出るようなので、まだまだ改良の余地がありそうだ。
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