2010年10月17日日曜日

タコメーター2


タコメータを作り直した。
ソフトウェアは基本的にそのままで、ハードウェアを若干変更。

前作と違う点は、液晶ディスプレイを2行表示から1行表示に変更した点とセンサーを一新した点。

表示したい内容は回転数の9文字のみだったので、秋月電子で販売しているDMC16117A というものにした。1個300円なので安い。

この液晶は、これまでつかっていたSC1602BSとコンパチブル。違うところは、SC1602は2行×16文字なのだけど、それが半分の1行×16文字になっているところ。
はじめ、単純にSC1602の2行目が無くなったのかと思っていたら、そうではなくて、1行目の8文字分と2行目の8文字分をあわせて1行表示にしたような構成だった。だから、この部分だけソフトを修正しなくてはならなかった。

今回の目玉である、センサー部分の作り直し。

センサーとなるフォトインタラプタは、液晶と同様に秋月で購入。TPR-105Fというもの。1個150円。

以前は壊れたマウスから取り出したものを使って作った。が、このタイプはLEDとフォトトランジスタが向かい合わせになっていて、その間の空間に板などを入れて光を遮るものだった。その隙間が5mm程度しかなかったので、これに合う円板つくり、それを非測定物の回転体につける必要があり、手間がかかる仕様だった。

今回購入したものは、反射型。これだと、非測定物の回転体空きスペースに黒と白のマーカーをつけて、そのそばにセンサーを配置するだけですむため、計測が簡単にできるという大きなメリットがある。

また、前回は、アンプ部分を周波数カウンターのアンプを流用して2SK941と2SC1815で作ったのだが、もう少しコンパクトにしたくて、LMC662CNという型番のオペアンプを採用した。

このオペアンプは、CMOS単電源タイプで、出力がレールトゥーレール。だから、電源電圧と同じ0~5Vで出力信号が得られる。当初、LM358で試したのだが、出力が0~3.6Vしかとれなかったため、PICの入力には適さないため、結局LMC662CNにしたのだった。

修正した回路図は以下のとおり。

さて、これでタコメーターも準備できたので、スピンドルモーターの試運転に入ることにする。

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