スピンドル用に購入したアルミパイプを取り出して、径の小さい方を大きいほうに収めようとしたら、入らない。パイプの内径の精度は保障されておらず、肉厚確保のために少し小さめの内径になっているようだった。
ベアリングも試したが中に入らない。
仕方なく、ヤスリがけを決断。
まずは外側になるΦ40パイプの内面を削る。
丸い棒に布ヤスリを巻く。それをパイプに通して丸棒の両側を持って床に押し付けながらパイプを転がす。パイプがすべって回転しないので、下にゴムを敷いた。
なかなか手間のかかる方法だった。このアルミA5052という耐食アルミなのだが、結構硬い。
なんとかベアリングが入る程度になったので、次に内側のΦ32パイプの外面を削る。これは、パイプを万力に固定して、金属用のヤスリで軸方向に少しずつ削り、パイプを回転させて全周をできるだけ均等にしていく。
途中で何度も外パイプと内パイプをあわせてみて、確認。
それで、ようやく手で半分ぐらいまで差し込める程度になったので、CRC555をたっぷりつけて一気に木槌で叩いて外パイプの中に内パイプを入れた。
そして、両端にベアリングをセットして、シャンクに取り付けた。
ようやくスピンドルの完成。
手で回転させると軽く回転する。なかなか良いできばえとなった。
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