ナカトミ産業がHOMETOOLというブランドで出しているBS-150というもの。
中国製。
そもそも、バンドソーという機械がどういうものか知らなかったので、ネットでいろいろ調べてみた。性能が良いものは、どうしても高価になる。手ごろな値段でないものか調べた。
すでに会社が倒産してしまったREXONジャパンのバンドソーが一時格安で売られていたようで、また、それを買った多くの人が使い勝手が良くなるように思い思いの改造をされている記事がたくさん見つかった。
そういう記事を見ていると、やってみたくなるものなのだが、ここは気持ちを抑えて、自分に必要なものを改めて考え直した。
- バンドソーがあると、材料を手で切るよりも、格段に作業効率がアップすると思われる。ある程度精度の持ったCNCを作るには、どうしてもあったほうが良い。
- しかし、あまり大きな機械だと、置き場所に困るだろうし、いきなり高価な機械を購入しても実際の利用頻度が低いとなるともったいない。
- ネット上には、いいものがたくさん紹介されていて、今回入手したような機種はホビー用で使えないものだとの書き込みが目立つ。だから避けたほうがいいのかもしれない。
- それほど大きなものを加工する予定はないので、小さめのものでも十分かもしれない。
- バンドソーの良し悪しよりも、ブレード(帯状の刃)の切れ味の方が重要なファクターで、材料に応じて交換する必要がある。
こういったことを考えて、まずは中古でも良いから、バンドソーを使ってみてどれだけ便利なのか、使えないとはどういう意味なのか、そして使い勝手はいろんなツールを作ればある程度はカバーできそうだと判断した。
ホビー用ではPROXXON(プロクソン)というメーカーのミニバンドソーが人気があるようだが、実は、このプロクソン用のブレード(替え刃)が、今回入手したBS-150と同じ周長なのだ。HOMETOOL のブレードは種類が少ないが、プロクソンは用途に応じて揃っているので都合がよい。早速、ブレードを3本ほど注文した。
注意すべき点が1つある。それは周速(ブレードのスピード)。
プロクソンは、カタログだと130~200m/分となっている。
一方HOMETOOLのBS-150は、電源が50Hzなので8.9m/秒=534m/分。2.6~4倍の開きがある。
木工用は高速で、粘りのある金属などは低速で切断するのが良いらしい。そうすると、BS-150は速度の切り替えはなく、木工専用といえる。
周速は、無負荷時のものだろうから、実際に負荷がかかった場合には速度が落ちるだろうし、あくまでも目安と考えたほうが良いだろう。
ところで、1インチ当たりの刃数が切断したい材料によって違ってくるらしい。BS-150用の木工用は刃の山が6つで、軽金属用が14。切断する材料の硬さなどにより、刃の目詰まりがあるようなのだ。これと、先ほどの周速と関係がありそうである。おそらく、BS-150は周速が高い分、刃数をプロクソンの適応表にあるものよりも少なめにしたほうが良いような気がしている。
ただし、刃の形状もいろいろと違いがあるようなので一概には決められないだろうが。
次はCNCの材料購入だ。
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