ロシア人の作った浮揚装置の回路が公開されていた。
興味深く見てみたが、ざっくりとした回路でパーツリストもない。パーツなどロシアと日本との国柄の違いなどあるため、そのまま同じものはつくれそうにない。ご本人も回路が複雑になるのを避けている様子。
そこで、自分なりに装置の断面図とブロック図を描いてみた。
●装置の断面
●回路
そして、次がブロック図。専門的で読み取りにくい回路図よりもこちらの方が把握しやすいのではないかと思う。
上から、搭載回路。これは浮揚する装置の中に組み込まれていると思われる。
超音波発生器とバッテリーで構成されている。バッテリーは超音波発生器とモーターを動かすためについている。
図の左下は、高電圧パルス供給装置。これは、本体の中心にある固定された円板に供給する高電圧パルスをつくるもので、地上に置かれている。テスラコイルのような長い円筒状のコイル部分だ。おそらく数kV~十数kVが印加されていると思われる。
そして、右下は低電圧直流供給装置。これは、本体の上部円板と下部円板に電気を供給する。上部にはプラス、下部にはマイナス。
この装置は、バッテリーの電気を12V以下に調整するための電圧可変部とブロッキング発振器、コッククロフト型の昇圧部から構成されている。
回転円板に供給される電圧は、示されていなかったが、数十V~数百Vだと思われる。
ボリュームつまみがついており、これで電圧を上げたり下げたりして調整するのだろう。
●問題点
浮揚する動画を見ていて最も気になるのが、電源を入れてから1~2時間待たないと浮揚する状態にならない点だ。
装置周りの空間のコンディションを整えるのに時間がかかりすぎているように思う。初動のパワーが不足しているため、空間を変化させるのに手間取っているのではないだろうか・・・
●調整
あと、調整する際に、手元でトロイダルコイルとパラボラアンテナで作られた計測器を用いていたのだが、この装置自体に関する情報はなかった。
想像だが、高圧パルスで揺らされている電場と回転円板が作る電場&磁場のバランスを見ながら、ボリュームつまみで回転円板側の電圧を調整、といったところか。
もしもテスラコイルやカデューサスコイルなどを使っていたら、縦波(テスラ波)を測定しているのだろうけど、トロイダルなので一般的な電磁波の強弱なのでしょう。
調整のポイントは説明があり、高電圧パルスと回転円板の電圧のバランスが崩れると重力波の回析(屈折)が失われ浮揚しないということだった。
圧電素子で音波を生じさせたり、円板を回転させているけれど、これらの周波数や回転速度の変更はなされていないような感じ。これらも合わせて制御できれば、起動時のコンディショニング完了待ち時間が短縮される可能性があるのではないかと思う。
それでは、以下に私なりの原理および見解を述べたい。
●音を使うことの有効性について
この浮揚装置には、超音波発生器がつかわれている。このような使い方はあまり例を見ないのでは?
ヨーガ理論では、積極的に音を使うことをする。だから、私はこの「音」をつかうことはとても良いアイディアだと思う。
例えば、ヨーガや密教の修行には、マントラ、真言といった意味のある言葉を繰り返し繰り返し唱える技法がある。マントラには、修行者自身のアストラルを浄化する効果があったり、その場所のアストラルを浄化・強化する効果がある。
アストラルとは、我々の存在する現象界の裏側に存在する音・波動優位の世界である。我々人間が住む世界は、現象界で、これは熱優位の世界であり、粗雑な物質で作られた世界である。それに比べるとアストラル世界は実体を持たない、あいまいな世界でもある。しかし、現象世界の裏にあり、現象界の設計図的な意味合いがあり、アストラルで形成された形が現象界に投影されて実体化しているのである。
量子の世界では、光は粒子性と波動性の両方を併せ持っていると考える。
これはヨーガ理論からすれば、観測される前は波動優位のアストラル世界にあり、現象界に存在する我々が観測すると実体のある粒子として現れるということだと思う。
つまり、物理学が量子になりその研究領域が一部アストラルに入った。この段階で科学者たちは混乱してしまったのだ。しかし、これはヨーガからすると当然の帰結。現象界をより微細に追及していくとアストラル世界に入らざるをえない。そしてアストラル世界のことを扱うなら音優位の世界なのだから波動方程式を駆使しなければならないのだ。そして、存在という言葉は、現象界の熱優位の世界、実体のある世界にあるということの証明なのだ。
ヨーガを前提に考えれば、ものごとはスッキリする。
話を少し浮揚装置に戻そう。
アストラルの投影が、現象界である。だから、音を積極的に活用することは、現象界に影響を与える。今回は、浮揚させるために超音波を利用し、超音波を装置自体に照射することで浮揚の手助けをしたと見る。要するに、音波の照射により装置とその周りの小さな空間領域にエネルギー的な集中する環境を作ったと。
このような試みはこれまであまり見られなかったことであり、とても画期的だと思う。
ただ、この装置については少し残念だなと思う。というのは、単純な超音波ではなく、浮揚させるという意図をより強くした方が良いのではないかということだ。
例えば、音階をどんどん上げていくような、上昇をイメージしやすい音にすればもっと良い結果がえられたのではないだろうか。このような考え方がヨーガ理論である。
●回転円板の逆方向回転について
マグネットを取り付けた2枚の円板をひとつは時計回り、もうひとつを反時計回りに回転させる。こうすると、上下のマグネットの作る磁束が互いに激しくぶつかり合い混ざり合いを繰り返し、複雑な渦を生じさせ模様を描き、ところどころで磁束が強められたり消滅したりする。
磁束は目に見えるものではなく、波動でありアストラルの領域でもある。
こういった空間に対する刺激がトリガーとなり、アストラルに対して強く働きかけをするため、アストラルからエネルギーが供給されるのではないかと思われる。そして、その供給されたエネルギーが装置のポテンシャルを上昇させるものと推測。
●帯電した円板について
2枚の円板は一方はプラス、もう一方はマイナスに帯電している。円板は平行に並んでいるのでコンデンサと同じような形であり、この2枚の間には電流は流れない。ただ、上から下へ向けた一方向の電場が形成されるだけ。電流は基本的に流れない。
このコンデンサの中間点にもう一枚の円板が入っている。この円板は、高電圧パルスが印加されている。この間に挿入された円板の電位は、上下の円板が作り出した電場を激しく揺り動かすことになる。高電圧なので、上下の円板のプラスやマイナスの電位を大きくオーバーしている。中間の円板と上部円板との間に生じる電場は、上向きと下向きを交互に繰り返し、同様に中間円板と下部円板のつくる電場は、下向きと上向きを交互に繰り返すことになる。ここで注目すべきは、中間円板のパルス電位がプラスに大きく傾くときは、その上部電場は上向きとなり、下部電場は下向きとなる。逆に中間円板のパルス電位がマイナスに振れたときは、上部電場は下向き、下部電場は上向きとなる。つまり、上部の電場と下部の電場が互いに反対向きとなり、ここで電場のぶつかりあいを激しく繰り返すことになる。上記の磁束のぶつかり合いと同様に、電場がぶつかり合い、そして複雑な渦や模様を生じさせることになる。
当然、空間に対する刺激がトリガーとなり、アストラルに対して強く働きかけることとなり、アストラルからエネルギーが供給される。そしてポテンシャルが増大する。
●アストラルへの刺激
これはあくまでも推測だが、磁場という電磁波、そして電場という電磁波は、直交することはできるが、重なることはできない性質がある。
上記のように電場と磁場が複雑に錯綜する場合、同一方向に重なることのできないものが、無理にでも重なる形になろうとする。このとき、空間が大きく歪む。空間はその状態の維持をするために、歪みを素早く解消しようと働きかけるのではないかと考える。そのために歪みの原因である磁場や電場を動かすため別なエネルギーを出す。このとき周りの空間からエネルギーを集める。
それはちょうど、水面に水滴を落とした時と似たようなものではないだろうか。水滴が水面にぶつかると同時に周りに水を移動させ凹みを形成する。しかし、次の瞬間まわりから水がワッと戻ってきて凹みが解消される。しかし、こんどは周りから集まった水が山を作る。
(この山を形成した瞬間にエネルギーを電気として取り出す方法がフリーエネルギー装置なのだと思う。)
山を形成した水面は今度は山が下がっていき凹みになる。こんなことを繰り返していく。
空間とそのエネルギーにもこのような性質があると考えている。
●重力場への働きかけ
浮揚装置の開発者は、エーテルの流れが重力波であるような見解だが、私はこの見解とは違う見方をとっている。
私の場合、あくまでもベースはヨーガ理論である。そして、すべての物質は3つのグナ、つまり3種類のエネルギーから作られているという根源的な考え方をとる。
そこから類推するに、電磁波は3種類存在しなければならないのだ。そしてこの3種類が磁場、電場、重力場ではないかと推測しているのである。つまり、重力波のとらえ方がみんなと全く異なるのである。そして、これこそが三位一体となり、アストラルから現象界へ働きかけていると見ている。グナである3つのエネルギーは単独で存在しないからである。3つの強弱・高低の差はあっても一体なのである。一体でなければ三次元世界は作れないし、存在しえないのである。
また、重力波は、その性質が非常に巧妙にできているため、通常の科学的な研究を欺いてくれたのではないだろうか。ひとつには非常に弱いため捕まえにくい。我々は地球しか知らないし、その大きな重力の中で生きているため、分離・独立して観察することを阻まれてきたのではないか。あるいは、ニュートン力学の強力すぎる影響力によって真の姿をゆがめてしまったのではないだろうか。
我々は重力波を直接コントロールすることは難しい。しかし、ヨーガ理論のベースにある3種類のエネルギーは三位一体であることが正しいとすれば、そのうちの2つを制御できれば3つめは自ずと制御されるという結果になるはずである。
つまり、磁場と電場の2つを合わせて適切にコントロールできれば、間接的に重力場をコントロールできるという考え方である。重力場をコントロールできるため、UFOのように空中に浮かんだり、惑星間を移動できたりするのである。
この前提に浮揚装置を観察するならば、すでに電場と磁場の細かな渦を作り出し、音波でアストラルに働きかけてエネルギーが装置に集中するようにしているので、おのずと重力場が働きだしてくる。装置とそれを囲む場の電場・磁場エネルギーが増大していくにしたがって、重力場も形成されてエネルギー的にも向上し、地球の重力と均衡することができた。その結果として装置が空中に浮揚したのではないかと。もちろん、磁場と電場の作り出す共振ハーモニーがエネルギーを増大させるように調整する必要がある。
ちなみに、アダムスキー関連の研究をしている方はご存じだと思うが、UFOテクノロジーのひとつのキーワードとして「三位一体」というのが出てくる。今回このキーワードに対する私の見解を紹介させていただいた。
※2021/01/31 断面図とブロック図のマグネットが間違っていたので訂正した。
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