それをデンマークの方がコンデンサーとダイオードを使ってケータイ充電器を作った話があったので、早速試してみた。
手っ取り早くブレッドボード上に回路を組む。
コンデンサーとダイオードで作る回路は、倍電圧整流回路と呼ばれるもの。
ダイオードは、順方向電圧が低いゲルマニウムダイオードが良いのだけれど、ここは手持ちの小信号スイッチングダイオード1N4148を使った。
コンデンサーは、テスラによるとマイカが良いらしいが高価で容量が小さい。手持ちのコンデンサーでESRが小さいメタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサー0.15uFを使った。
それと、充電対象は電池ではなくて、容量が大きくて低ESRであるMUSE電解コンデンサー100uFにして、確認用として赤色LEDを用意した。
この装置のポイントとなるアンテナは、アルミ板にした。
薄いアルミ板なので、大きなダンボール箱に貼り付けて、部屋の中に吊り下げた。
もう一つの重要なポイントがアース。なるべく太い線にする様にとのことなので、VCTFケーブル2sqx3Cを使い、3芯全部をエアコン用のアースに接続。
他にも、アンテナを高くした方が良いとか、アンテナとアースの中間に充電回路を配置した方が良いとかあるのだけれど、日本の都会住まいの制約が多い中では目をつぶるしかない。
翌日、今度はLEDを光らせてみた。
倍電圧整流回路を2つ、3つ、4つ、、、、と増やせば確実に電圧は上がる。1回路だけでも26Vを得られたという報告もある様なので、まだまだ奥は深い。
それから、ラジアントエネルギーというけれど、普通の電波もたくさん飛び交っている中で、どうやって区別すれば良いのだろうかとの疑問が出てきた。
それと、アンテナと回路とアースが一体になって、初めは小さな波だけど、時間とともに波の大きさが成長して大きくなる様な気がした。
それから、これは失敗談だけど、充電中の波形を見たくて、オシロスコープをつないだところ、電圧がすごく高い、急に上がったかの様に見えた。調べていくと、オシロスコープのアースから、商用電源の100Vがノイズとして入ってきた様でしっかりと50Hzの波形を描いていた。商用電源は片方が必ずアースに繋がっているので、こういう微弱な電気を観測するときには細心の注意が必要でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿