2016年11月11日金曜日

ブロッキング発振器の改良

色々テストをやっていたら、ブロッキング発振器のコイル間で小さな火花が飛んで動かなくなってしまった。

仕方ないので、コイルを作り直すことにした。ついでにスペックも少しアップしてみた。

壊れたコイルは、最大500Vの出力を狙って、実際には320Vぐらいで使用していた。今回は、出力電圧を1000Vぐらいに設定。絶縁破壊を起こしにくい様に巻き方も工夫してみた。


コアはFT114#77を2個使用。いつもの様にホットボンドで貼り合わせる。
トランジスタベース用の巻き線が、UEWのAWG32で4ターン、トランジスタコレクタ用がUEWのAWG32で14ターン、出力用がUEWのAWG28で約220ターン。一次と二次の倍率が15倍になる様に設計したので210ターンの予定だったが、ここはロスなどを見込んで220ターンにした。
各インダクタンスは順番に、49[uH]、547[uH]、154000[uH]となった。


余計な配線がコイルに接触しない様に、保護材とテープでぐるぐる巻きにしたので、でかくなってしまった。

コイルの巻き数比が14:220だから計算上は15.7倍になるはず。
実際には、トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧が約40Vでトランスの2次側出力が約600Vになった。15倍になっているので、ほぼ要求どおり。




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