SECさんの「MACHでのテスト方法」というドキュメントを参考にしながら作業を進めた。
まず、Mach3の最新版をhttp://www.machsupport.com/からダウンロード。
Mach3Version3.042.040.exeをGETして、デフォルトのままインストール。
インストールした後、マシンをリブートする。
次に、インストール先の
C:\Mach3\DriverTest.exe
を実行する。

この間、他の余計なアプリケーションは動かさないように。

このテストプログラムはこれで終わり。

Mach3のスプラッシュが出てきた。
このあと、Configの設定を行う。
ウィンドウのメニューから「Config」⇒「Select Native Units」を選択。なにやら警告がでてきたが、そのままスルーすると、ミリ単位とインチ単位の選択ダイアローグが立ち上がってきた。ミリを選択。
次は、「Config」⇒「Ports and Pins」を選択すると、タブのたくさん付いた画面が立ち上がる。

まずは一番左端の「Port Setup and Axis Selection」の設定からはじめる。
Port #1 は、LPT1のI/Oアドレスが設定されている。これをEnableにする。
あとはデフォルトのまま。ちなみに「Kernel Speed」は、シリアルを購入しないと設定できないようだ。

左から2つ目のタブ「Motor Output」。ここはマニュアルどおりに設定した。

ここは、マニュアルどおりに設定してあったのだが、動作しなかった。そのため調査したところ、Myマシンだと、Signalの「EStop」はActive Lowにチェックを入れないのが正しい設定だと分かった。左の画像は動いたときのもの。

ここもマニュアルどおりに設定。

ここもとりあえずマニュアルどおりに設定。
この設定が終わったら、右下端の「適用」を押下して、この画面を閉じる。

ここも今はまだ良く分からないので、マニュアルどおりに設定。
以上の設定が終わったら、次は、ハードウェアの配線を行う。
とりあえず試験だから、X軸だけモーターをつけてみた。モーターの電源は、24Vとなっているが、テストなので12V 4.5AのACアダプター(ジャンクで買ったやつ)をつけた。
モータードライバーのディップスイッチは1/8モードに設定。
カレントダウンは未配線。
配線に間違いがないか再チェック。そしてテスターで電圧の+-を確認した上で、基板に通電。
ステッピングモーターがロックされた状態になったので、手で軸を回せない。
通電後に、モーター基板のREFとGNDの電圧を測る。0.252Vだった。
0.15V=1Aと書いてあるので、1.6A程度の電流がモーターに流れているようだ。
0.30V=2A
0.45V=3A
次に、Mach3の画面に戻り、TABキーを押してJOG操作パネルを表示。メイン画面の左下「Reset」ボタンが点滅しているので押下する。そして、JOG上のX+やX-などを押してみるが、モーターが動かない。
?どういうことだろうか?
設定間違いがあるかもしれないので、もう一度設定を見直した。
その中で、LPT1のI/Oアドレスが#0378となっているが正しいのかどうか調べてみたら、LPTのアドレスは3つ設定できるらしいことが分かった。
それで実際のハードウェアはどうだろう?と思ってデバイスマネージャーで確認したところ#03BCになっていた。これじゃあ駄目だねと、I/Oアドレスを変更してみたが、それでも駄目。
このトラブルについてはSECさんのマニュアルには書いてないので、ネットで調べてみた。
「ノートPCは動かないことが多い」とあるという情報があった。IBMのThinpadはパラレルポートもついているから大丈夫だろうと思っていたが、そうでもないらしい。
ノートPCは、バッテリー駆動も考慮しているために、パラレルポートの電圧が低いものや、一定時間経過すると低くなってしまう?ものがあるらしい。さらに、CPUの速度も電力消費にあわせて自動的に下がったりする仕様になっていて、これらの要因で正常に動作しないと。
それで、しばらく呆然としていたのだが、少し時間をおいて冷静にもう一度調べなおした。
海外のサイトでThinkPadを使っている事例がないかどうか、「Mach3 Thinkpad」をキーワードにググってみたら、ドンピシャリ、私の使っているR40で動かしている人がいた。メジャーなマシンを買っておいてよかったと安堵。
さて、その方の報告によると、BIOSの設定を変更したとあった。それは、
- パラレルポートをECP、EPPにして、アドレスを0x378、IRQ7、双方向とする。
- CPUのSpeed Stepを無効にする。
- CPUのパフォーマンスをMaximumにする。
つづく・・・
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