2010年7月31日土曜日

CNC組み立て中(2)

ステッピングモーター周りの配線を行った。

CNCの背面にインターフェース基板やモータードライバなどをつけた。

作業は少しずつ進んでいる。







次は、電源とその配線、それからスピンドルモーターの取り付けを予定。

2010年7月20日火曜日

CNC組み立て中

CNCのZ軸にスピンドルを載せてみた。

機械的には、このスピンドルの横にDCモーターをつければ完成となる。
もうあと一息だが、なかなか前に進まない。








正面の姿を撮ってみた。

電気系統がまだできていない。

2010年7月4日日曜日

ノートPCクーラー

先日、秋葉原に行ったときに、千石の前で売り出されていたノートPC用クーラーを買った。

去年、一昨年とCPUファンを交換しているので、また夏が来るとファンが壊れるのではないかとずっと気になっていた。

ノートPCの電源を入れるとすぐにファンがうなりをあげている状況にあったので、早い目に熱対策をとることにした。



MULTI FUNCTIONS Cooling Pad

Features
  • Built-In fan sensors
- MAX.speed when NB temperature reach to 45℃
- Economyo power speed when temperature below 45℃
- Auto power off when NB off pad
  • Reduces the temperature of your notebook computer for maximum performance.
  • Ergonomic designed angle for easy typing.
  • Lightweight acrylic housing for thermal heat dissipation.
  • EasyGo. No adapter necessary.
  • Powered by USB connector for power support.
  • 8cm fan with 4 LED
Specifications
  • Acrylic Housing : 300mm*230mm*5mm
  • Fan Dimension : 30mm*60mm*15mm
  • Fan Bearing : Ball Bearing
  • Fan Speed : 3200-3500rpm
  • Air Flow : 40CFM
  • Noise : 25dba
  • Ps2 Power Adapter : 5V.085A

Made in China

アクリル製の台にファンが2つ付いていて、USBから電源を取るタイプ。

アクリルについた油?か何かを拭いたあとがあって、汚れた感じ。中国製らしい。





中央よりやや奥のところに温度センサーが付いている。ノートPC本体の温度を監視して、温度が上昇すればファンが回るようになっている。

安いから、回転し続けるタイプだと思って買ったのだが、結構良いものだったみたい。

シルバーのボックスの中にファンコントローラーが入っている。


背面のコントローラー部分。
電源スイッチ、温度設定調節用ボリューム、USBポートが付いている。
USBが不足しないように考慮されていたので、これも買って良かった点だ。





ThinkPadを上に載せて起動すると、ファンの赤色LEDが点灯する。
赤はいただけないですね。熱い感じが増します。青色でクールにしてくれていれば満点だったのに、残念。

電源投入直後はファンが回っておらず、ノートPCの温度が上がってくるとファンが回りだした。



時々ThinkPad本体のファンの動作を確認するが、ほとんど回っていない感じがする。これだと、ファン寿命も間違いなく延びるでしょう。

使っていて、キーボードから伝わってくる温度が以前より多少低いかなと思われる。

結果として、クーラーの冷却効果が出ていると思われるので、買って正解だったと思う。

2010年7月3日土曜日

Mach3でモーター動作テスト(2)

BIOSの設定変更をすることになった。
使っているノートPCは、IBMのThinkpad R40。OSはXP Pro。

「parallel port」の設定は、モードが「Bi-directional」、I/Oアドレスは、「3BC」となっていた。




設定変更後は、モードを「ECP」、I/Oアドレスは「378」に。
DMAが出てきたが、そういう転送モードもECPにはあるのだろうか。







「Power」の設定画面に移る。ここは電源まわりの設定項目で数が多い。

「Power Mode for AC」は 「Maximum Performance」になっているが、「Power Mode for Battery」は、「Maximum Battery Life」だ。




変更後。

バッテリーモードで動かすことはないだ ろうけど、「Power Mode for Battery」を「Maximum Performance」にした。





画面を下にスクロールすると、下から2つ目に「CPU Power Management」という項目がある。設定は「Automatic」になっている。







変更後。
「Automatic」から「Disable」にした。







以上でBIOSの設定は保存して終わり。

Windowsを起動して、デバイスマネージャーを出して、プリンタポートLPT1の設定を確認する。

「ECP」になり、I/Oアドレスが「0378-037F」になっている。






Mach3のMillを立ち上げる。Resetボタンが赤く点滅しているので押下するが、一向に点滅が終わらない。「External Estop Requested」というメッセージが繰り返し表示される。
ここで、またネットで検索。すると、対応方法を発見

Config>Ports and Pins>Inputs から、estopの項目を探し出して、active lowをトグル動作で変更してみる。。

これでResetボタンを押下すると緑になった。

JOG操作でXを押してみる。X軸の数字が少しずつ変わっていく。ステッピングモーターから出る高周波ノイズが微妙に変化している。軸が回ろうとしているようだった。しばらく見ていたら、どうやら回転している様子。でも余りに微小な変化なので分からない。

メイン画面のFeed Rateを6から50ぐらいに変更してみると、ゆっくりと回転しはじめた!!!



ようやくステッピングモーターが回転するところまで漕ぎつけました。
軸についていたギアを外すためにガンガンたたいたけれど、無事動作です。

Mach3でモーター動作テスト(1)

Mach3をインストールして、CNCインターフェースとステッピングモーター基板が動作することを確認する。

SECさんの「MACHでのテスト方法」というドキュメントを参考にしながら作業を進めた。

まず、Mach3の最新版をhttp://www.machsupport.com/からダウンロード。

Mach3Version3.042.040.exe
をGETして、デフォルトのままインストール。
インストールした後、マシンをリブートする。

次に、インストール先の

C:\Mach3\DriverTest.exe

を実行する。
何やら、マシンのスペックを測定しているようである。

この間、他の余計なアプリケーションは動かさないように。








しばらくすると、completeと出てきた。
このテストプログラムはこれで終わり。





次に、MachのMillを起動する。これは、デスクトップ上にアイコンができているのでそれをダブルクリック。

Mach3のスプラッシュが出てきた。





このあと、Configの設定を行う。
ウィンドウのメニューから「Config」⇒「Select Native Units」を選択。なにやら警告がでてきたが、そのままスルーすると、ミリ単位とインチ単位の選択ダイアローグが立ち上がってきた。ミリを選択。

次は、「Config」⇒「Ports and Pins」を選択すると、タブのたくさん付いた画面が立ち上がる。

まずは一番左端の「Port Setup and Axis Selection」の設定からはじめる。
Port #1 は、LPT1のI/Oアドレスが設定されている。これをEnableにする。
あとはデフォルトのまま。ちなみに「Kernel Speed」は、シリアルを購入しないと設定できないようだ。

左から2つ目のタブ「Motor Output」。ここはマニュアルどおりに設定した。



左から3つめのタブ「Input Signals」。入力ピンの設定。

ここは、マニュアルどおりに設定してあったのだが、動作しなかった。そのため調査したところ、Myマシンだと、Signalの「EStop」はActive Lowにチェックを入れないのが正しい設定だと分かった。左の画像は動いたときのもの。

左から4つ目のタブ「Output Signals」。出力ピンの設定。

ここもマニュアルどおりに設定。



左から6つ目のタブ「Spindle Setup」。

ここもとりあえずマニュアルどおりに設定。

この設定が終わったら、右下端の「適用」を押下して、この画面を閉じる。

つぎに、ウィンドウのメニューから「Config」⇒「Motor Tuning」を選択。

ここも今はまだ良く分からないので、マニュアルどおりに設定。





以上の設定が終わったら、次は、ハードウェアの配線を行う。

とりあえず試験だから、X軸だけモーターをつけてみた。モーターの電源は、24Vとなっているが、テストなので12V 4.5AのACアダプター(ジャンクで買ったやつ)をつけた。

モータードライバーのディップスイッチは1/8モードに設定。
カレントダウンは未配線。

配線に間違いがないか再チェック。そしてテスターで電圧の+-を確認した上で、基板に通電。
ステッピングモーターがロックされた状態になったので、手で軸を回せない。

通電後に、モーター基板のREFとGNDの電圧を測る。0.252Vだった。
0.15V=1A
0.30V=2A
0.45V=3A
と書いてあるので、1.6A程度の電流がモーターに流れているようだ。

次に、Mach3の画面に戻り、TABキーを押してJOG操作パネルを表示。メイン画面の左下「Reset」ボタンが点滅しているので押下する。そして、JOG上のX+やX-などを押してみるが、モーターが動かない。

?どういうことだろうか?

設定間違いがあるかもしれないので、もう一度設定を見直した。
その中で、LPT1のI/Oアドレスが#0378となっているが正しいのかどうか調べてみたら、LPTのアドレスは3つ設定できるらしいことが分かった。
それで実際のハードウェアはどうだろう?と思ってデバイスマネージャーで確認したところ#03BCになっていた。これじゃあ駄目だねと、I/Oアドレスを変更してみたが、それでも駄目。

このトラブルについてはSECさんのマニュアルには書いてないので、ネットで調べてみた。
「ノートPCは動かないことが多い」とあるという情報があった。IBMのThinpadはパラレルポートもついているから大丈夫だろうと思っていたが、そうでもないらしい。

ノートPCは、バッテリー駆動も考慮しているために、パラレルポートの電圧が低いものや、一定時間経過すると低くなってしまう?ものがあるらしい。さらに、CPUの速度も電力消費にあわせて自動的に下がったりする仕様になっていて、これらの要因で正常に動作しないと。

それで、しばらく呆然としていたのだが、少し時間をおいて冷静にもう一度調べなおした。

海外のサイトでThinkPadを使っている事例がないかどうか、「Mach3 Thinkpad」をキーワードにググってみたら、ドンピシャリ、私の使っているR40で動かしている人がいた。メジャーなマシンを買っておいてよかったと安堵。

さて、その方の報告によると、BIOSの設定を変更したとあった。それは、

  1. パラレルポートをECP、EPPにして、アドレスを0x378、IRQ7、双方向とする。
  2. CPUのSpeed Stepを無効にする。
  3. CPUのパフォーマンスをMaximumにする。
ということだった。

つづく・・・