2010年6月21日月曜日

卓上旋盤


さて、これはいったい何でしょう・・・・・?









CNCの設計では、スピンドルやカップリング、プーリーなど、できるだけ既製品で対応できるように工夫していたが、実際の製作を始めると、どうしても、自由度が少なく、加工したものの出来が悪いということがすごく気になりはじめた。


中国製のC2旋盤が、一番安い。
ヤフオクでは、新品だとオプションがほとんどなしで4万2千円以上、フルオプションだと8万円以上。


予算上の関係上、新品は無理。
中古でも、新品と変わらないぐらいの値をつけていたので、ほとんど入手するのは無理だろうと半ばあきらめていた。


5月の後半から1ヶ月弱、ずっとヤフオクをWatchし続ける。


しかし、苦労して探した甲斐がありました。


ジャンクだったのでとても安い!即決にてGET!!!

それがこれ。

中国製の卓上旋盤C3タイプ。
MW-350という名前でスリースカンパニーさんが販売しているもの。

落札時点では詳細が分からなかったオプション類も、4つ爪チャック以外に面板、振れ止め、チャックなど、必要そうなものは一通りそろっていた。




ただし、ジャンク扱いだけあって、錆びがいたるところに出ている。

また、この機種は中華製なので、安い代わりに作りも日本製とは比べ物にならないぐらい酷いらしく、オーナーさんは皆それぞれ工夫している様子。

そういうリスクは承知の上。





ホームセンターに行ったついでに、パーツクリーナーとグリス、オイルストーンを購入。







時間のあるときに、オーバーホールと使いやすいように改造を行う予定。でも、とても時間がかかりそうだ。







デジタル表示つき。電池が切れていたので交換したらちゃんと表示した。







本格稼動は、いつになるやら。。。

ステッピングモーター基板

ステッピングモーターのドライバーキットを「エレ・メカ・ホビーショップSEC」さんで購入した。

自作しても良かったのだけれど、CNCの製作がことのほか遅れているので、キットにした。

ネットでしらべると、ステッピングモータードライバーは、サンケンの専用ICが良いということだったので、これにした。

X・Y・Z軸の3つ分が完成。
サンケンIC用の放熱器は、千石で購入。ぴったりのサイズが売られていた。






シリアルインターフェースも購入した。こちらはキットではなく完成品。

ブラシレスDCモーターで多少懲りたので、実績のある完成品にして、工数を短縮。

安い外国製もあるようだが、情報が少なく、言葉の壁もあるので、無難にJapanese製。

カップリングの作成(2)

ホームセンターに行き、ドリルの刃とタップとタップハンドルを買ってきた。

先週M2のタップを切ったときに、下穴が1.6ミリだとハンドルが重たくタップがねじれて折れるのではないかと思ったので、予備のタップとM2用のハンドル、それから1.6ミリのドリルと1.7ミリのドリル。

今回は、1.7ミリを試してみることにした。





下穴の深さを8ミリとするために、ドリルにジュラコン製のスペーサーをつける。ガムテープで固定したスペーサーがアルミ材に触れるぎりぎりでとめると8ミリの穴が開いたことになる。






タップにもガムテープを巻きつけて、8ミリ以上潜らないようにする。








カップリングの中央部分につけるスペーサーを5ミリの穴あきアルミ棒をバンドソーで切ってつくる。







ヤスリがけをして長さを調整。








M3のネジ3本で左右の部品を結合してできあがり。

X軸、Y軸、Z軸用の3つがようやく出来上がった。

腕が悪いので、芯がずれていて、かなり怪しげな感じだが、とりあえず、これでしばらく様子を見てみることにする。

何事も練習だから、次回作るときにはもう少しまともになるでしょう。

2010年6月14日月曜日

カップリングの作成

アルミのΦ20ミリの丸棒を20ミリの長さに切ったものを購入。

まずは、アルミの丸棒に穴をあける。

ボール盤であけた穴が斜めになる問題があるけれど、実際にどの程度なのか、回避できない問題なのか分からないので、ためしに穴あけをやってみた。

結果として、分かったことは、ひとつには、初歩的なミスで、ポンチ穴が微妙にずれていたり、ボール盤に材料を固定するときにずれたままだったりしていたこと。

ふたつ目は、ドリルを下降させるハンドルを最下点まで持っていくと傾くということ。これはボール盤のハンドルとスピンドル部分の構造からくるもの。ドリルが上の方では安定しているが、下げる量が大きくなると、スピンドルが下に伸びるので、スピンドルを保持している部分が相対的に短くなる。保持部分が短くなるとそれだけ不安定になる。
これは、できるだけ材料とドリルの距離を短くして、ハンドルの操作量を少なくつとめるしかない。ドリルの刃を頻繁に交換する際には、毎回台を上下させなくてはならないので面倒だけど、仕方ない。

それから、改めてボール盤の仕様を見たら、穿孔能力は、金属で13ミリまで、木材だと24ミリまでの大きさの穴をあけることができるとある。以前、MDFに穴をあけたときにすごいズレが出たと書いたが、スペックも見ないで、MDFにΦ30ミリ穴をあけていたのだから、自分自身の無智を見てしまうことに。

ということで、腕の悪さを認めつつ、せっせとアルミ材に穴をあけていく。







できるだけ慎重にセンターをあわせる。バイスで固定するたびに、微妙に位置がずれてしまうので、加減が難しい。







穴あけが終わったら、次はタップでネジを切る。

このカップリングは、細かい加工が多い。









リン青銅板を取り付けるためのM2ネジ用の下穴をあけていたら、ドリルの刃を2本続けて折ってしまった。

仕方なく、近くのOlympicまで1.6ミリのドリルを買いに行ったが、売ってない。ちょっと遠くの大きなホームセンターに行かないと無理だったので、今日の作業はここまで。

カップリングの完成は、次回に持ち越し。

2010年6月7日月曜日

レーザーマーカー

CNCを作っていて、MDFの加工をしているにもかかわらず精度が悪い。特にボール盤の穴加工がひどすぎる。板厚21ミリで、斜めに1mm前後左斜め下に 傾いている。

安いボール盤だから仕方ないかもしれないが、なんとかしないとこの後のカップリングなどの加工ができない。
ボール盤の台をたわまないようにつっかえ棒などする必要がある。

この問題の根本解決にならないかも知れないが、ネットで調べていたら、レーザーマーカーを自作されているサイトを発見した。

チャッピーさんのDIY Gallery


これをボール盤につけてみたらどうだろうかと思い、作ってみることにした。

秋月で赤色レーザーと電池ケースを購入。それとレーザー光を線にするためのガラス棒(Φ6ミリ)は北千住の東急ハンズで購入。

レーザーの基板を保護する目的で、手持ちのアルミパイプ(Φ10ミリ)を切断。この中にレーザー本体を入れて瞬間接着剤で固定する。







ガラス棒の切断

ガラス棒の切断。必要な長さの所に、ダイヤモンドヤスリで傷をつける。
ダイヤモンドヤスリは100均で購入したもの。





そして、傷と反対側を両方の親指で押し出すように折る。簡単に折れた。
折れた部分は鋭利になっているので、ダイヤモンドヤスリで角を削る。






100均で買ったΦ30ミリの木のパイプに先ほどのガラス棒を差し込む。
そして、木のパイプ内にレーザー本体も収める。
木枠にタッピングビスを3箇所打ち込んで、レーザー本体を固定。







MDFの端材を適当に加工して、上記のレーザー筒をとりつける。最後に電池をつけて出来上がり。

横から見たところ。





レーザー光の出るところを見たところ。








これをボール盤のベースに乗せて見た。
適当に作ったベースが、やや傾いているようだ。

ボール盤にうまく固定する方法を考えるべく、前後左右のあちこちにレーザーマーカーを当ててみる。

あともう一個あれば、レーザー光をクロスにできる。そうすると、少なくともセンター合わせが今よりも楽になるのは間違いない。

ベースの形状は、ボール盤に取り付けるには、もう少し工夫が必要。
できれば、他の墨だしにも使えるようにしておきたい。