10年ほど前にSlayerExciterを作ったことがある。当時はよくわからないまま完成できずに終わったのだが、また作ることになるとは思わなかった。当時のものは捨ててしまったので改めていちから作り直す。2代目なので「Slayer Exciter Ⅱ」と呼ぶことにする。
DISRUPTIVE DISCHARGE COILの目標とする周波数が27.12MHzで、今回作るSlayerExciterはその電源とする。
SlayerExciterの周波数は、1/10の2.712MHzを目標に設定。そして、2.712MHzの波長λは110.543メートル。二次コイルは、その半分の55.271メートル巻くものとする。
塩ビパイプVP20(Φ26)に0.2㎜のワイヤーを巻くとして、約677回巻き、コイルの巻き長さは156.4㎜ぐらいになる計算だ。
これが巻き終えた二次コイル。長さは158㎜。予定よりもほんの少し長くした。小さめのコイルだったので手で巻いた。インダクタンスは1973uH。二次コイルの電流波形。大きな波が400ns周期ぐらいなので、2.5MHz付近で動作していることが分かる。細かな波が大きな波の半分にだけ重なっているところから、これが一次コイルに生じた波だと思われる。一次コイルの波が二次コイルに伝搬して大きな波が作られている様子がうかがえる。