2020年10月25日日曜日

ロシアの浮揚装置を解析してみる

 ロシア人の作った浮揚装置の回路が公開されていた。


興味深く見てみたが、ざっくりとした回路でパーツリストもない。パーツなどロシアと日本との国柄の違いなどあるため、そのまま同じものはつくれそうにない。ご本人も回路が複雑になるのを避けている様子。


そこで、自分なりに装置の断面図とブロック図を描いてみた。


●装置の断面

まずは、装置の断面図


上から、圧電スピーカー。ここから超音波を装置全体に浴びせる。
その下に上部モーターと上部回転円板のセット。
その下、装置の中間部に円板。
さらにその下には下部モーターと下部回転円板のセット。円板には軸を中心にして6個の磁石が貼り付けられている。
上部回転円板と下部回転円板は互いに逆向きに回転させる。(ウィムズハースト起電機のように。)対向するように回転させるのは重要な要素。


●回路

そして、次がブロック図。専門的で読み取りにくい回路図よりもこちらの方が把握しやすいのではないかと思う。


上から、搭載回路。これは浮揚する装置の中に組み込まれていると思われる。

超音波発生器とバッテリーで構成されている。バッテリーは超音波発生器とモーターを動かすためについている。

図の左下は、高電圧パルス供給装置。これは、本体の中心にある固定された円板に供給する高電圧パルスをつくるもので、地上に置かれている。テスラコイルのような長い円筒状のコイル部分だ。おそらく数kV~十数kVが印加されていると思われる。

そして、右下は低電圧直流供給装置。これは、本体の上部円板と下部円板に電気を供給する。上部にはプラス、下部にはマイナス。

この装置は、バッテリーの電気を12V以下に調整するための電圧可変部とブロッキング発振器、コッククロフト型の昇圧部から構成されている。

回転円板に供給される電圧は、示されていなかったが、数十V~数百Vだと思われる。

ボリュームつまみがついており、これで電圧を上げたり下げたりして調整するのだろう。


●問題点

浮揚する動画を見ていて最も気になるのが、電源を入れてから1~2時間待たないと浮揚する状態にならない点だ。

装置周りの空間のコンディションを整えるのに時間がかかりすぎているように思う。初動のパワーが不足しているため、空間を変化させるのに手間取っているのではないだろうか・・・


●調整

あと、調整する際に、手元でトロイダルコイルとパラボラアンテナで作られた計測器を用いていたのだが、この装置自体に関する情報はなかった。

想像だが、高圧パルスで揺らされている電場と回転円板が作る電場&磁場のバランスを見ながら、ボリュームつまみで回転円板側の電圧を調整、といったところか。

もしもテスラコイルやカデューサスコイルなどを使っていたら、縦波(テスラ波)を測定しているのだろうけど、トロイダルなので一般的な電磁波の強弱なのでしょう。

調整のポイントは説明があり、高電圧パルスと回転円板の電圧のバランスが崩れると重力波の回析(屈折)が失われ浮揚しないということだった。


圧電素子で音波を生じさせたり、円板を回転させているけれど、これらの周波数や回転速度の変更はなされていないような感じ。これらも合わせて制御できれば、起動時のコンディショニング完了待ち時間が短縮される可能性があるのではないかと思う。


それでは、以下に私なりの原理および見解を述べたい。


●音を使うことの有効性について

この浮揚装置には、超音波発生器がつかわれている。このような使い方はあまり例を見ないのでは?

ヨーガ理論では、積極的に音を使うことをする。だから、私はこの「音」をつかうことはとても良いアイディアだと思う。

例えば、ヨーガや密教の修行には、マントラ、真言といった意味のある言葉を繰り返し繰り返し唱える技法がある。マントラには、修行者自身のアストラルを浄化する効果があったり、その場所のアストラルを浄化・強化する効果がある。


アストラルとは、我々の存在する現象界の裏側に存在する音・波動優位の世界である。我々人間が住む世界は、現象界で、これは熱優位の世界であり、粗雑な物質で作られた世界である。それに比べるとアストラル世界は実体を持たない、あいまいな世界でもある。しかし、現象世界の裏にあり、現象界の設計図的な意味合いがあり、アストラルで形成された形が現象界に投影されて実体化しているのである。


量子の世界では、光は粒子性と波動性の両方を併せ持っていると考える。

これはヨーガ理論からすれば、観測される前は波動優位のアストラル世界にあり、現象界に存在する我々が観測すると実体のある粒子として現れるということだと思う。

つまり、物理学が量子になりその研究領域が一部アストラルに入った。この段階で科学者たちは混乱してしまったのだ。しかし、これはヨーガからすると当然の帰結。現象界をより微細に追及していくとアストラル世界に入らざるをえない。そしてアストラル世界のことを扱うなら音優位の世界なのだから波動方程式を駆使しなければならないのだ。そして、存在という言葉は、現象界の熱優位の世界、実体のある世界にあるということの証明なのだ。

ヨーガを前提に考えれば、ものごとはスッキリする。


話を少し浮揚装置に戻そう。

アストラルの投影が、現象界である。だから、音を積極的に活用することは、現象界に影響を与える。今回は、浮揚させるために超音波を利用し、超音波を装置自体に照射することで浮揚の手助けをしたと見る。要するに、音波の照射により装置とその周りの小さな空間領域にエネルギー的な集中する環境を作ったと。

このような試みはこれまであまり見られなかったことであり、とても画期的だと思う。

ただ、この装置については少し残念だなと思う。というのは、単純な超音波ではなく、浮揚させるという意図をより強くした方が良いのではないかということだ。

例えば、音階をどんどん上げていくような、上昇をイメージしやすい音にすればもっと良い結果がえられたのではないだろうか。このような考え方がヨーガ理論である。


●回転円板の逆方向回転について

マグネットを取り付けた2枚の円板をひとつは時計回り、もうひとつを反時計回りに回転させる。こうすると、上下のマグネットの作る磁束が互いに激しくぶつかり合い混ざり合いを繰り返し、複雑な渦を生じさせ模様を描き、ところどころで磁束が強められたり消滅したりする。

磁束は目に見えるものではなく、波動でありアストラルの領域でもある。

こういった空間に対する刺激がトリガーとなり、アストラルに対して強く働きかけをするため、アストラルからエネルギーが供給されるのではないかと思われる。そして、その供給されたエネルギーが装置のポテンシャルを上昇させるものと推測。


●帯電した円板について

2枚の円板は一方はプラス、もう一方はマイナスに帯電している。円板は平行に並んでいるのでコンデンサと同じような形であり、この2枚の間には電流は流れない。ただ、上から下へ向けた一方向の電場が形成されるだけ。電流は基本的に流れない。

このコンデンサの中間点にもう一枚の円板が入っている。この円板は、高電圧パルスが印加されている。この間に挿入された円板の電位は、上下の円板が作り出した電場を激しく揺り動かすことになる。高電圧なので、上下の円板のプラスやマイナスの電位を大きくオーバーしている。中間の円板と上部円板との間に生じる電場は、上向きと下向きを交互に繰り返し、同様に中間円板と下部円板のつくる電場は、下向きと上向きを交互に繰り返すことになる。ここで注目すべきは、中間円板のパルス電位がプラスに大きく傾くときは、その上部電場は上向きとなり、下部電場は下向きとなる。逆に中間円板のパルス電位がマイナスに振れたときは、上部電場は下向き、下部電場は上向きとなる。つまり、上部の電場と下部の電場が互いに反対向きとなり、ここで電場のぶつかりあいを激しく繰り返すことになる。上記の磁束のぶつかり合いと同様に、電場がぶつかり合い、そして複雑な渦や模様を生じさせることになる。

当然、空間に対する刺激がトリガーとなり、アストラルに対して強く働きかけることとなり、アストラルからエネルギーが供給される。そしてポテンシャルが増大する。


●アストラルへの刺激

これはあくまでも推測だが、磁場という電磁波、そして電場という電磁波は、直交することはできるが、重なることはできない性質がある。

上記のように電場と磁場が複雑に錯綜する場合、同一方向に重なることのできないものが、無理にでも重なる形になろうとする。このとき、空間が大きく歪む。空間はその状態の維持をするために、歪みを素早く解消しようと働きかけるのではないかと考える。そのために歪みの原因である磁場や電場を動かすため別なエネルギーを出す。このとき周りの空間からエネルギーを集める。

それはちょうど、水面に水滴を落とした時と似たようなものではないだろうか。水滴が水面にぶつかると同時に周りに水を移動させ凹みを形成する。しかし、次の瞬間まわりから水がワッと戻ってきて凹みが解消される。しかし、こんどは周りから集まった水が山を作る。

(この山を形成した瞬間にエネルギーを電気として取り出す方法がフリーエネルギー装置なのだと思う。)

山を形成した水面は今度は山が下がっていき凹みになる。こんなことを繰り返していく。

空間とそのエネルギーにもこのような性質があると考えている。


●重力場への働きかけ

浮揚装置の開発者は、エーテルの流れが重力波であるような見解だが、私はこの見解とは違う見方をとっている。


私の場合、あくまでもベースはヨーガ理論である。そして、すべての物質は3つのグナ、つまり3種類のエネルギーから作られているという根源的な考え方をとる。

そこから類推するに、電磁波は3種類存在しなければならないのだ。そしてこの3種類が磁場、電場、重力場ではないかと推測しているのである。つまり、重力波のとらえ方がみんなと全く異なるのである。そして、これこそが三位一体となり、アストラルから現象界へ働きかけていると見ている。グナである3つのエネルギーは単独で存在しないからである。3つの強弱・高低の差はあっても一体なのである。一体でなければ三次元世界は作れないし、存在しえないのである。

また、重力波は、その性質が非常に巧妙にできているため、通常の科学的な研究を欺いてくれたのではないだろうか。ひとつには非常に弱いため捕まえにくい。我々は地球しか知らないし、その大きな重力の中で生きているため、分離・独立して観察することを阻まれてきたのではないか。あるいは、ニュートン力学の強力すぎる影響力によって真の姿をゆがめてしまったのではないだろうか。


我々は重力波を直接コントロールすることは難しい。しかし、ヨーガ理論のベースにある3種類のエネルギーは三位一体であることが正しいとすれば、そのうちの2つを制御できれば3つめは自ずと制御されるという結果になるはずである。

つまり、磁場と電場の2つを合わせて適切にコントロールできれば、間接的に重力場をコントロールできるという考え方である。重力場をコントロールできるため、UFOのように空中に浮かんだり、惑星間を移動できたりするのである。


この前提に浮揚装置を観察するならば、すでに電場と磁場の細かな渦を作り出し、音波でアストラルに働きかけてエネルギーが装置に集中するようにしているので、おのずと重力場が働きだしてくる。装置とそれを囲む場の電場・磁場エネルギーが増大していくにしたがって、重力場も形成されてエネルギー的にも向上し、地球の重力と均衡することができた。その結果として装置が空中に浮揚したのではないかと。もちろん、磁場と電場の作り出す共振ハーモニーがエネルギーを増大させるように調整する必要がある。


ちなみに、アダムスキー関連の研究をしている方はご存じだと思うが、UFOテクノロジーのひとつのキーワードとして「三位一体」というのが出てくる。今回このキーワードに対する私の見解を紹介させていただいた。


※2021/01/31 断面図とブロック図のマグネットが間違っていたので訂正した。

反重力(空中浮揚)装置 from ロシア

 YoutubeでUFOのエンジンについて調べていたところ、ロシアで反重力を実現している動画を見つけた。

精度がそれほど高くなさそうだが、ちゃんと浮いている。これは驚き。

装置の動作原理などは以下の動画で紹介されていた。


原理はまだ完全に理解しているわけではないとのことだが、実際に浮かぶところまでできているのだから素晴らしい。

この仕組みの説明で面白いと思ったのは、甲虫をまねて浮かぶ仕組みを組み立てているとの説明。3枚のディスクの真ん中が甲虫の羽が上下するようにパルスで振動させている。

また、羽音も浮揚に関係するものだとの観点から、装置の頭の帽子部分にピエゾ素子をつかった超音波発生装置をつけて、超音波を装置に照射しているのだそうだ。

この超音波を使うことについては私自身全く考えたことがなかったので新鮮。国が違うと得られる情報も違ってくるようだ。


UFOについて

実は1ヶ月ほど前から、UFOについて思い巡らすことが増えていた。私の場合、反重力原理やエンジンについてだけれど。

そんな折、上記の動画を見つけたのだった。なぜかわからないが、これも神々の導きだろうか。


今から10年ほど前に、友人からアダムスキーの話を聞いてから、あれこれ調べるようになったのだ。そのときは、バシル・バン・デン・バーグの作ったとされる反重力モーターがフリーエネルギーだと思い込まされて、馬蹄形磁石をたくさん買った覚えがある。

今思うと、反重力装置の原理を示すものだったのだろうが、フリーエネルギー装置だったのかどうかについては疑問を持っている。誰かが暴走して記事にあることないこと付け加えた可能性が高いと思っている。


しかし、私は今もアダムスキーの話は嘘だとは思わない。英語から日本語への訳すときにズレがあったり、適切でない言葉が使われたかもしれないと思う。そのあたりが十分に理解できていない人たちからの批判などにつながったのではないだろうか。

でもそれらを十分注意すれば、色々と訳に立つ部分は多いと思う。

それどころか、金星人は多種多様なUFOの中から、その原理が最も分かりやすいタイプのものに乗ってコンタクトしていたのではないかとさえ思う。アダムスキー型UFOの形、最近よく見直すとどこか古臭い感じとともに、原理がわかりやすいなと感じるから。つまり、彼らは人類へのプレゼントとしてわざわざUFOを見せに来てくれたのだと。だから、そろそろUFOを作る時期なんじゃないだろうかと考えている。


2020年9月26日土曜日

テスラスイッチ(4バッテリー・スイッチ)の製作~試運転

本体の説明

まずは、ひとまず テスラスイッチが出来た。

今後テストを行いながら、改造していくことになると思う。

次の写真が全体の姿。


場所をとらないように本体を4層構造にした。

一番下がバッテリー、その上がスイッチ回路と制御ボード、その上が変圧器トランス、一番上がランプ負荷。


スイッチ回路は、動作音が大きく耳障りだった。その対策として、周囲を防音シートと吸音材で囲むようにした。

下の写真は防音処理の様子。この中にスイッチ回路を挿入する。


スイッチ回路はメンテナンスを考慮して1枚のMDFボード上にまとめた。

下の写真のようにスイッチ回路を差し込む。


そして、制御ボードを乗せた正面の蓋をとりつける。スイッチ回路がスペース的に一杯だったため制御ボードは外側に出した。
ちなみに、制御回路は外部の安定化電源から12Vを供給する。しかし最終形ではバッテリー供給にしたいところ。
これで耳障りな音はかなり抑制されるようになった。

それから、4個あるバッテリーには全てターミナルスイッチをつけた。

スイッチ回路とバッテリーをケーブルで接続する際にどこかに当たってショートするなどのトラブルを避けるためである。

この写真の左上の青色のつまみがターミナルスイッチ。



配線を終わらせた後、軽くテストをしてみた。


動作テスト

まずは、バッテリーのターミナルスイッチをすべてOFFにして、制御回路とスイッチ回路が動作することを確認した。スイッチの動作周期は0.2秒。カチ、カチ、っと規則正しくスイッチの音がする。これは問題なかった。


次にバッテリーのターミナルスイッチをすべてON、負荷は変圧器トランスのみ(=無負荷)、スイッチの動作周期は0.2秒。

ここで問題が発生した。制御回路を投入した直後にスイッチ回路が2回ほどカチ、カチと動いて鈍い音とともに停止した。

調べると、過電流保護ヒューズ(30A)が切れていた。0.2秒周期では、商用トランスに対して直流を流しているような感じとなり、過電流が流れた。トランスの巻き線抵抗は1オームもない。そんなところに直流12Vを印加したのだからあっという間に30Aを超えてしまったようだ。


調べたついでに、5Hz(=0.2秒周期)の信号で変圧器がどのように動くかも調査した。外部の発信機で5Hzのサイン波を入れてみたが、出力はほとんど出てこなかった。

つまり、0.2秒周期でスイッチを動作させた場合、変圧器から出力が得られないということだった。よって、スイッチの切り替え周期を0.02秒(=50Hz)かそれ以上にする必要がある。

そしてもしも、このままスイッチ周期0.2秒(5Hz)で実験するには、トランスを使わない方法をとらざるを得ない。


対策

1.直流負荷装置をつくり、変圧器を使わないで、スイッチ回路はそのままで実験を行う。

 これは、一般的なスイッチとソレノイドの組み合わせではテスラスイッチは実現できないということの確認のためにする。

 それと、負荷装置が交流ACタイプと直流DCタイプの両方が準備できるので今後色々と使える。


2.スイッチ回路を回転モータータイプに交換する。

 スイッチを自作しなければならないので手間がかかるが、このタイプであればスイッチ切り替え周期を50Hz以上にできる。

 スイッチの参考画像


ひとまず、対策の1をやって、次に2を行うことにする。