2017年4月14日金曜日

原子のエネルギー的な断面構造を考える

前回、地球を3つのエネルギー特性で見ると3層構造になっていると説明し、その前には、物質の三相(気体・液体・固体)が3つのエネルギー的特質が現れていると説明した。

これらのことから、原子の構造についても地球の3層構造と同じなのではないかと推測する。
この宇宙が同じ構成物質から作られているなら、同じような形状・構造を取るということは十分考えられる。
すでに、原子モデルが土星をモデルに考えられている点からしても、このことは非常に親和性が高いだろう。

■固体の原子エネルギーモデル
固体の原子は、タマスエネルギーの特徴が顕著である。そして表面を覆っているサットヴァやラジャスの層は薄く、影響力も少なく性質はほとんど出てこない。

■液体の原子エネルギーモデル
液体の原子は、サットヴァエネルギーの特徴が顕著である。この時、タマスの影響は表に現れにくくなっている。そして表面を覆うラジャス層はまだエネルギーが不十分な為に薄く、影響力がない。

■気体の原子エネルギーモデル
気体の原子は、ラジャスエネルギーの特徴が顕著である。この時は、タマスやサットヴァの影響は影を潜めてしまう。エネルギーが三相のうちで最も高いため、原子の半径も大きくなっている。

従来の原子は、その大きさはエネルギー状態に関係なく一定で、エネルギー状態が高いほど激しく振動していると説明されてきたが、それだけではなく大きさそのものも膨らんでいるのではないだろうか。。。


2017年4月11日火曜日

地球の三層構造と3つのエネルギー

地球を3つのエネルギー的視点から検討してみる。
結論から先に述べると、絵のように3つのレイヤーに分解することができる。

一般的に地球と言えば、固体物質である陸地と海水部分を取り上げて考えてしまうが、視点を少し変えてみると、地表の周りを覆っている空気があり、上空部分では空気が薄くなって電離した状態になっていることがわかる。

■大地=タマス優位

陸と海の部分は、固体または液体であり、重たい物質の塊となっている。しかもその内部には微弱ながら磁気を持っている。地磁気を帯びた大地はまるで磁石と同じようである。このことからタマスエネルギーが優位とみることができる。
もちろん地球は自転しているので、回転運動だからサットヴァなのではないかとも言える。この場合は、地磁気は地殻のより地球中心部で生じているとみることもできそうだ。
どちらにしても、中心部分がタマス優位だと言える。

■大気=サットヴァ優位

大気の部分は、気体であり、固体部分の表面を完全に覆っている。地球の自転が大気にも影響し、大気は様々な動きをしている。大気のこの状態は、球体にまとわりついているとも表現できる。よってサットヴァエネルギー優位だと言える。

■電離層=ラジャス優位

大気のより外周部分は、中心から距離が離れれば離れるほどに空気が薄くなりプラズマ状態になっている。電離層とも呼ばれるこの領域は、宇宙から降り注がれる宇宙線から地表の生物を守ったり、FM波などの電波を反射するなどしている。そして主体が電気であるので、ラジャス優位と言える。

以上のように、地球という大きなスケールでも3つのエネルギーが相互に働きあうことで惑星を形成していることが認識できる。

ここから、いくつかの重要なヒントが得られる。
一つは、原子モデルの微細化・精密化の可能性で、もう一つは重力の解明と空飛ぶ円盤の原理理解だ。

実は私は、重力という未知の力は、サットヴァエネルギーが回転した際に生じさせる電磁波ポテンシャルだと考えている。それと、質量というものはサットヴァエネルギーが作り出した力をあたかも固体なのであると我々が誤認しているだけではないかと思うのである。

これらのことは、また別の機会に説明してみたい。


2017年4月7日金曜日

固体・液体・気体の変化と3つのエネルギー的見方

●物質の三態

水は与えられた熱量によって、氷(固体)・水(液体)・蒸気(気体)という形をとる。
これは物質が示す三つの状態である。
水以外の物質のほとんどはこの三態を取りうる。

固体は変形しにくい。それは原子同士が固く結びついているから。
液体は流動的で、容器に合わせて形が変わる。原子同士の結合が固体よりも弱い。
気体は形を持たず、拡散する。原子同士の結合がほとんどない。
ざっとこのような大きな違いがある。

●三グナ的な見方

さて、このことを三グナ的見方で紐解くとこのようになる。

全ての物質は三グナを根本として作られているという前提がある。よって、3つのエネルギー的性質が特定の条件下で必ず表に現れる。3つの中で最も優位になっているエネルギーの性質が顕著に現れるのだ。

●固体=タマス優位

まず、固体であるが、これは「タマスエネルギー」が優位となった状態とみることができる。タマスは、電磁気における磁気に相当し、磁気力は強力な力を有するが遠くまで力が及ぶことはないという特徴を持っている。このような性質が原子間に作用しているため、固体となった物質は非常に変形しにくい。原子間で作用している力が磁気力なのかどうかはまだ分かっていない。ここはタマスの特徴だけをポイントにしている。

●液体=サットヴァ優位

次に、液体。これは「サットヴァエネルギー」が優位となった状態だとみることができる。サットヴァは、絡みつき纏わりつくという特徴を持っている。液体のドロッとした粘性や、布や紙などに染み込むという状態は、この絡みつき纏わりつきそのものである。

●気体=ラジャス優位

最後に、気体。これは「ラジャスエネルギー」が優位となった状態だとみることができる。ラジャスは、電磁気における静電気に相当し、磁気のような強い力は有しない代わりに、力は逆二乗ではあるが遠くにまで及ぶ。そして素早く自由自在に動くことができる。


物質に内在しているエネルギーが高いか低いかによって、3つの状態が順番に現れる。
エネルギーとは、その物質の温度と周囲の圧力のトータルである。圧力が一定なら、温度が高いほどエネルギーが高いということになる。温度が一定なら、圧力が高いほどエネルギーが高い。(実験などのために、強力な圧力をかけて固体を作る場合もあるようですが、ここでは一般論として書きます。)

そして、エネルギーが低いときは固体となり、絵図の右側の水色の部分に当たる。
そこからエネルギーが高まってくると、絵図の左側へと状態が移っていく。
固体のエネルギーが高くなると、絵図のB点において相変化が起こる。水分子であれば、氷点と呼ばれる点である。ここを超えてエネルギーが高まると、固体は液体になる。
液体のエネルギーが高くなると、今度は絵図のA点へ移動する。ここは水分子の沸点に当たる。そして、液体から気体へと変化する。

そして、全ての物質は、この法則性の中に成り立っている。
一部には、昇華と言って、固体から気体に変化してしまうものも存在するが、それは3つの要素のうちサットヴァの要素が薄い・少ない物質で、絵図のA点とB点が非常に接近しているか、AとBが同じ点に重なっているからだろう。
同様に、エネルギーをどれだけ低くしても固体にならない物質は、タマスの要素が薄い・少ないために起こると思われる。
また、環境条件が異なると、3つの要素のいずれかが影響を受けて、表に現れてこない場合も考えられる。