2011年2月27日日曜日

自己充電型EV車~エネルギー革命がはじまった!

とうとう、完全自己充電型のEV(電気自動車)が出てきました。
フィリピンの発明家、Ismael Aviso さんが作られたそうです。素晴らしいです!

フリエネのMLからの情報で知りました。


以下、http://peswiki.com/energy/News より


Philippine DOE Verifies Aviso's Self-Charging EV
実際に走行している動画が見れます。12Vの電池のみでタフに動いています。全然電池が減りません。

Scriptures and Inspired Verses Relevant to Free Energy
インタビュー記事。

ご本人のインタビューをこちらで聞くことができます。英語ですが。
http://www.mevio.com/episode/270096/fen.110221

How Aviso extracts energy from the surroundings to power his electric vehicle
政府系機関で性能測定をしている様子が見れます。
http://www.youtube.com/watch?v=4cJW2On1E54&feature=player_embedded


ニコラ・テスラが作った、Pierce-Arrowという名前の自己充電型電気自動車と同じタイプのようです。

2011年2月20日日曜日

設計変更

HF-SSTCの設計変更を行った。

まず、X'talオシレーターの周波数を4MHzから5MHzに上げた。
理由は、所有しているスペアナ「GigaSTv5」に使われているPICのクロックが4MHzであるため。周波数が重なってしまうために正確な値が計測できないからだ。

それから、E級アンプ部を1段目と2段目に分けて作ることにした。さらに、1段目は出力を15W程度にアップして、その後ろに3dBのパッドを挿入することにした。パッドをいれることで、結果的に出力は半分の7W程度に落ちることになる。
こうした理由は、パッドを入れることで1段目を負荷変動に強くするためだ。出力の半分はパッドで消費されるが、この部分は変動しない部分なので、2段目の影響を1/2に減らすことができる。
前回1段目を作った際に、はじめは、2段目部分をダミーコンデンサに見立てて作り、その後、正規の2段目をつなぐというプロセスをとった。しかし、開発途中の2段目の影響をモロに受けてしまって、1段目の波形はひどく乱れてしまって、いったいどこが悪いのか分からなくなってしまったということがあったので、一度くみ上げた1段目を安定化させて、ゆとりをもって2段目の開発に取り掛かりたいという意図がある。

それから、仮組みに近い状態で作っていたけれど、もう少し体裁良く作ろうと思う。放熱器も大きくして。

10月末頃から作り始めて、もう4ヶ月になる。かなりハマッている感じ。でも、そのおかげで、回路シミュレーションもできるようになり、E級アンプの設計方法などなど多少なりとも得るものがあったので決して無駄ではないでしょう。

2011年2月5日土曜日

同じIRFP460でもメーカーによってスペックが違う

HF-SSTCの設計を見直していて、また新たな事実が判明した。

それは、IRFP460というPowerMosFETのスペックが、メーカーによって、そして、製造された時期によって、まちまちだという事実。

今回購入したものは、FairchildのIRFP460Cというものだったのだが、データシートを確認したら、Cissが4590pFであること。そして、OFF時間が380ns、立下り時間が180nsということだった。

結論から言うと、このチップは今回の回路には使えない。
OFF時間、立下り時間が長すぎるのだ。4MHzで動かすためには、125ns以内にOn-Offしなければならない。しかし、OFF時間だけですでにオーバーしてしまっている。

以前、E級動作は難しいというタイトルでこのBlogに書き込んだ訳だが、チップの選定が間違っていたという結論。FETが2回に1回しか動作しないのはこれが原因だったということ。

そして、情けない話だが、前回一段目を作った際、同じ理由で2SK2399からIRF520に変更したというのに、同じ過ちを繰り返してしまった。まったく無智というもの。

しかし、同じIRFP460という型番でも、さまざまなヴァージョンがあるということだな。年を重ねるごとに製造プロセスが変わり、Vdssなど表向きのスペックは同じでも、詳細に見ていくとRgsが小さくなったり、Vgsが大きくなったり、Cissが小さくなったりしているという事実だ。

この数ヶ月、LTSpiceのモデルを作ってみたり、設計方法を色々調べたりしたことは、無駄ではなかったけれど、ずいぶん遠回りをしたなという感じ。

基本的な回路構成は今のままにしておいて、多少の調整でなんとか動くような気がしてきた。

PowerMOS-FETの交換と、次の段階である出力アップするための電源を用意しようと思う。