久しぶりに良いなと思う本を読んだ。
氣功などに出てくる「氣」だが、それをどういうものか科学的に調べた結果が整理されて書かれていた。実験に使われた装置も図解されており再現できそうに思う。
興味深いと感じたのは、氣が磁界と同じ方向に流れることや、光沢のあるステンレス板で反射されることなどが示されていたこと。また、水晶に光を当てるだけで氣が強くなるとか、色々参考になることが多かった。
また、最後の章でロシアなどで研究が紹介されており、個人的にはハチの巣が氣を出していることや、昆虫の羽が反重力を生じさせるとか、とても面白かった。
特にロシア人のグレベニコフ博士の話は、以前当ブログで紹介した浮揚装置につながっていたなんてことを知ったときは本当に驚いた。
本当にすごいと思う。よくこんなものを見つけ出したものだ。
私は、氣とは、仏教の五大の風にあたるのではないかと考えている。
五大は、物質の内包するエネルギー状態が高くなっていくにつれて、地元素(個体)→水元素(液体)→火元素(炎・プラズマ)→風(氣)→空(空間)とその状態が変化していくことを示している。(物質が空エレメントに至った場合、物質と呼べるのか疑問ではあるが。)
そして、日本で言われる科学的なものには、まだ風や氣は含まれていない。つまり、ほとんど研究されておらず、未知の領域。
そういったところを真正面から研究しているこの本の著者は素晴らしいと思う。
ちなみに、私自身、身体の中を氣が動きまわるとか、熱を生じるとか、冷たいそよ風が流れるなどの体験は色々としているので、本書の言わんとしていることは体験的に理解しているつもり。ただ、ロウキュウなどで氣を感知することは、訓練していないのでできないが。
でも、本書を読んでからは少し手をかざしたりしてみるようになった。
氣を検出するセンサーがあれば良いのだが、フォトダイオードの微弱な暗電流を増幅して調べる方法があるぐらい。
フォトダイオードで感知するのであれば、CCDカメラをつかえば感度もよくできるんじゃないかと思うが、どうなのだろう。