昨日紹介したスパークギャップと平行して、ネオントランスを使った高電圧直流電源を製作していた。そして、こちらはすでに完成している。
これは電源装置を上から見た画像。
コンテナボックス内に右上から、スライダック(3kV)、ノーヒューズブレーカー、ネオントランス(100V/15kV、入力160VA)、平滑用オイルコンデンサー(2500V 1uF x3個直列接続)、ブリッジ整流器(30kV 200mA)をセットした。
まだ動作確認していないので設計値ではあるが、出力はDC 7.5kV 20mA。
ブリッジ整流回路は、3kV 0.2Aのダイオードを10個直列にしたものを4セット作ってアクリルケース内に収納した。高電圧用のブリッジは、なかなか入手が難しいのでこうなった。
こちらは平滑用のオイルコンデンサー。2.5kV 1uFx3個を銅板で接続し、7.5kV 0.33uFを作った。それと、並列に電圧測定用の抵抗もつけて、アクリルケースで覆った。
この電源装置を使うことで、今までよりも少し大きな実験ができるようになると思う。
これまで行ってきた実験は、規模も小さく、容量も少なかったので思ったほどの結果が得られていないのではないかという反省から、今後はできる限り大きくする方向で考えた結果である。
つまり、オーバーユニティとなるボーダーラインがあって、それを超えない限りダメではないかと考えている。
規模を大きくした途端に、設計も費用も製作時間もかかるようになって、なかなか前に進みづらくなった感じがする。しかし、何とかして結果を出したい。